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2000.03【ISO Q&A】
Q5.環境報告書に関するISO化の動向を教えて下さい。


 


A〔解答〕

当テクノビジョン2月号でもとり上げましたように、企業が環境マネジメントを重視する流れはますます強まっております。更に情報公開の世界的流れとあいまって、先進的な企業は、環境報告書(環境レポート)を公開しているのはご存じのとおりです。我国でも環境レポーティング調査作業グループを設置いたしました。これは、今環境レポオーティングに関する活動は、ペンディングになっていますが、同時に、環境マネジメントシステム規格(ISO 14001)における外部コミュニケーション、環境パフォーマンス評価規格(ISO 14031)における環境レポーティング等が規格の中に入ってきており、ISO 14004においてはexternal communication(外部コミュニケーション)について検討する動きが出てきております。
この環境レポーティング調査作業グループは、平成12年度の環境管理規格審議委員会活動の一環として設置され、環境報告に関係する国際標準や国内外関係文献類の収集蓄積、関係する小委員会に対する調査結果の提供を通して、ISOにおける環境報告書等に関する将来の我国の活動に資することになっています。
このような動きから、ますます早く、企業では、環境報告書の公開の動きが大きくなっていくと思われます。
小センターも、この動きに対応して「効果的な環境報告書の作成法―事例研究付き」(講師 中村幸男氏、4月7日)を開講いたします。
また、リスクコミュニケーションの一環として、PRTR法制化にともない、各企業も排出有害物質のデータペース化を進めております。これに関しては、「PRTRに基づく化学物質の安全管理のすすめ方(東京大阪)」を開講。(講師 岩崎和男氏、4月18日(東京)、4月19日(大阪))。これらを環境会計として数値化してとらえなおすための「環境マネジメントシステム構築と環境会計入門講座(東京大阪)」も5月17日(東京)、5月19日(大阪)で開講いたします。(講師 吉野定治氏、詳しい資料をご請求下さい。)
また、顧客からのフィードバック・コミュニケーションとして「クレーム情報の積極的活用と検査・品質管理技法の改善(東京大阪)」を開講。〔講師 坂田真一氏、3月28日(東京)、3月29日(大阪)〕や「顧客満足度(CS)の科学的評価法」(講師 菅原務氏、4月26日)や「Excelの統計的手法を使ってのアンケート調査による顧客満足度の科学的分析」(講師 菅民郎氏、5月23日)を開催予定です。(詳しい資料をご請求下さい。)



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