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【連載 コンサルタントは語る!(7)】

 西水 晃 氏
ACE 西水経営士事務所 代表
 
1984年、工業高等専門学校 機械工学科卒業。同年、外資系コンピューターメーカーに入社。生産技術部門においてメカトロニクス自動化推進に従事。
1993年、製造メーカーを対象にした中堅コンサルティング会社に入社。IE技術をベースとした製造現場の価値向上改善、VE技術をベースとした製品・部品の価値向上改善、価値購買技術による購買コスト改善など、一貫してメーカーの価値向上活動のコンサルティング指導に従事した。他にも、コストテーブル設定によるコスト改善、バイヤー教育、全社収益性改善、管理・監督者教育、ERPシステム導入基盤構築などのテーマにて実績を挙げた。
2005年、ACE西水経営士事務所を設立し、IC事業(個人事業主)を展開。業務支援、企業内外セミナーなどの活動も加え、総合的な業務支援体制に従事、活動中。

〜当事務所の代表コンサルタントが推進する〜
『業務改善コンサルの実態』

ACE 事業紹介
〜大手・中堅メーカーを主体として、外注先企業まで含めて約100社の指導実績〜
製造現場の生産性向上改善(IE技法の応用プログラム)
(金属加工A社、自販機メーカK社、ガス警報機メーカS社、自動車ランプメーカS社、住設メーカN社、住宅メーカS社、病院機器メーカK社 など)

製品・部品の価値向上改善(VE技法の応用プログラム)
(半導体装置メーカA社、半導体装置機器メーカA社、など)

価値購買技術による購買コスト改善(PE技法のプログラム)
(ダイタモンド工具メーカS社、警報機メーカH社 など)

コストテーブル設定によるコスト改善
(自動車ランプメーカS社、電機ランプメーカS社、自販機メーカK社、警報機メーカS社 など)

管理間接部門の生産性向上改善
(病院機器メーカK社、半導体製造装置メーカA社 など)

BPR業務改善(ERP導入支援、内部統制支援、セキュリティ支援など)
(産業機器メーカJ社、データ加工プリントI社、自動車部品メーカD社 など)

海外コンサルティング
(韓国:機械メーカでのコストテーブル設定、フィリピン(日系装置メーカの現地法人):ローカル監督者のマネジメント教育及び全社コスト改善支援 など)

その他顧客
(自動車メーカM社、事務機器メーカB社、エネルギー機器メーカT社、繊維メーカT社、自動車部品メーカN社、産業機器メーカJ社、電子部品メーカN社 など)

部分最適の限界が唱えられてから久しいものの、全体最適が推進されないのはどうしてでしょうか。
組織の縦割りが問題視されていながら、これもまた横通しが出来ない。 “改革と改善は違う”、“改革しなければ生き残れない” とは言うものの実践は改善活動のまま。

これらの問題に取り組むのが我々コンサルタントの役割だと考えています。 具体的な役割として、

 (1)顕在化  ・・・・・ 実態を整理する
 (2)方向付け ・・・・・ あるべき姿を描く
 (3)呼び水  ・・・・・ 協同で実践する

を推進しています。

図1


「“コンサルタントと協同して改善活動をやっても、コンサルタントが居なくなったら元に戻る”、だから コンサルティングは受けません。」と言われる方がおられます。非常に残念な言葉ですね。
企業トップ自らが、企業経営のベクトルを描いたり、率先垂範で行動して欲しいものです。トップのみならず、満点社員は不在です。欠点のある組織員が、お互いに手を 取り合って一致協力すること(一枚岩になる)が、コンサルティング成功の要因です。
私が特に推進する領域は「コスト・エンジニアリング」(Cost Engineering)です。企業目的の一つである利益確保のためのマネジメント体制を構築しています。従来のコスト発生段階でのコスト改善では限界が見えます。期待する経営利益をデザインしてコスト決定する取組に飽くなき努力を傾注することが必要ではないでしょうか。
他社の真似ばかりでは生き残れない。エッセンスを吸い取り、自社流にアレンジする。そんな取り組みのお手伝いをしたいと考えています。(連絡先 090-2465-4938)

図2



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