第1部:海外の実務体験の失敗から学ぶ必須事項,第2部:海外業務の落とし穴と回避法。 生々しい体験に基づく技術指導法を伝授いたします。
講師: |
馬緤宏 氏
馬緤技術士事務所 所長 技術士 機械,総合技術監理 |
日時: |
平成26年9月13日(土) 10:30〜16:30
1日集中講座 |
受講料: |
25,000円(消費税込) |
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(テキストおよび昼食を含みます) |
会場: |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめ
あなたは定年後の仕事について,考えていますか。
今からでも遅くないから,定年後の準備を始めましょう。
今後の日本の産業は低成長が続く見通しであり,国内の業務範囲は縮小方向です。海外,特に中国では急成長が継続中であり,日本の最新技術を強く求めています。しかし,予備知識や準備なしでの業務開始は非常に危険です。
講演者は,外資系の企業で長年,生産技術の業務を行い,定年後も,その延長上で国内外の仕事を実施してきました。
海外業務は会社勤務中や定年後にも多くありましたが,今回取上げたテーマは,3年前に中国の自動車の新車立上げ支援のため日本人8人,韓国人7人の自動車会社OBを集め,リーダーとして現地で8ヶ月,日中韓の共同作業の実務経験を中心に企画しました。途上国の企業は日本の最新技術を強く求めています。しかしながら,外国は日本と異なります。日本の優秀な技術を安いお金で退職者から入手できれば,外国企業は開発資金が不要になりますが,日本の重要な技術流出も防がねばなりません。この失敗事例を基にして,日本企業にとっても問題とならず,定年退職者にとっても“落し穴”を回避できる技術指導の方法を提案します。技術指導サイクルを上手に回転させ,日本企業へも技術還元ができる方法を考えて見ませんか。
●セミナープログラム
- 1.海外業務の特徴
- 1)海外業務の楽しさと問題点
- 2)誰でもできる海外業務
- 3)海外業務の特徴と優位点
- 2.海外業務の始め方
- 1)仕事の探し方,登録機関の利用と紹介
- 2)海外業務の重要点
- 3)準備方法
- 4)1人の場合,チームの場合
- 5)出発前の確認事項
- 3.業務体験からの意見とアドバイス
- 1)私の業務体験
- 2)現役時代と定年後の大きな相違点
- 3)定年後業務の注意すべき点
- 4.日中韓共同プロジェクトでの失敗体験
- 1)共同作業の進め方の問題点
- 2)具体的なトラブル事例
- 3)各国の特殊事情比較
- 5.その他の国の実務体験と反省
- 1)韓国の特徴と注意点
- 2)東南アジアの特徴と注意点
- 3)東欧企業の特徴と注意点
- 4)南アフリカの特徴と注意点
- 5)失敗の原因と反省
- 6)今から準備すべき事項
- 6.失敗から学ぶ
- 1)準備不足が失敗を招く
- 2)手口から学ぶトラブル対策
- 3)トラブルから見たリスク管理
- 4)各国別の特徴と対策(国民性,人生観等)
- 7.業務上の重要ポイント
- 1)定年前後の準備事項
- 2)予測と対応,責任と権限
- 3)契約の仕方
- 8.企業秘密と技術指導の関係
- 1)人事部の憂鬱
- 2)出身会社の企業秘密
- 3)退職時の秘密保持契約
- 4)定年退職者ができる技術指導の範囲
- 9.営業秘密
- 1)企業の営業秘密
- 2)営業秘密の管理要件
- 3)技術指導先の営業秘密
- 10.予想されるトラブルへの準備
- 1)判例から見た管理の巧拙
- 2)日本の不正競争防止法,特許法などの関連
- 3)定年退職者ができる技術指導の範囲
- 11.日本への技術還元
- 1)技術指導サイクルの順調な回転
- ◎ 質疑応答
- ◎ 海外業務の始め方を具体的に解説します。
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