このような間違った常識が,利益創出の障害になっています。
(1) “工場には多くの負荷を与えれば与えるだけ生産性が向上する”
(2) “納期さえ守れれば,在庫が多くても,原価がかさんでも仕方がない”
(3) “社外に出てクレームになるのは許されないが,社内で止めている不良が出るのは
しょうがない”
これらの全くの誤りを,正しい知識で整理して利益を上げます。
講師: |
山口俊之 氏
(株)戦略情報センターPOP研究所 所長 |
日時: |
平成25年5月22日(水) 10:00〜17:00
1日集中講座 |
受講料: |
42,000円(消費税込) |
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(テキストおよび昼食を含みます) |
会場: |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめ
工場経営者や工場管理者の中には,工場の経営や管理についてまともな教育や指導を受けないで,前任者の悪い管理のやり方を引継いでやっていたり,聞きかじりの知識で現場の運用や管理をやっておられる方をよく見受けます。
その結果として,仕事が忙しいのに利益は出ないとか,仕事が忙しくなると納期遅れが発生するとか,在庫を減らしたいがなかなか減らないとか,クレーム対策をやっきになってやっているがクレームが減らないとか,改善活動やコストダウンに力を入れているのに成果が上がらないといったことが起こっています。
そこで,このセミナーでは工場の経営者や管理者が知っておきたい経営管理の知識とやり方を50項目にまとめて,その本質となる知識とやり方をお伝えしますので,従来からお持ちの知識ややり方を整理していただけば,上記のような課題を解消できます。
是非,工場経営者,役員の方々,幹部候補者の方はご受講下さい。
講師派遣セミナーもOKです。
●セミナープログラム
- 1.工場経営の基本知識
- (1)工場経営者は多くの知識が必要です。
- (2)工場は3つの宿命を背負っています。
- (3)工場とは「納期と原価と品質を改善し続けるものづくりの場」です。
- (4)“第1の利益”は営業利益です。
- (5)“第2の利益”は直接費を圧縮して得られる利益です。
- (6)“第3の利益”は管理利益です。
- (7)第3の利益は現場のムリ・ムラ・ムダのところに隠されています。
- (8)工場の経営管理にはコントロール管理とマネジメント管理があります。
- 2.コントロール管理の知識
- 2.1 生産コントロール管理の知識
- (9)生産管理の目的は納期を守ることです。
- (10)生産管理には3つの機能が必要です。(在庫,調達,進捗)
- (11)計画しなければ,納期は守れません。
- (12)在庫はカネが支払われた証です。
- (13)在庫はコントロールしないと増加します。
- (14)在庫はPDCAを回してコントロールします。
- (15)調達の日限を守らせなければなりません。
- (16)業者の評価をしましょう。
- (17)差し立て計画の自動化は困難です。
- (18)自動化より”情報の支援”が先決です。
- (19)生産進捗のコントロールはセンターとローカルの双方で行います。
- (20)作業は外乱のために計画通りには進みません。
- (21)現場の“臨機応変”が救いです。
- 2.2 原価コントロール管理の知識
- (22)原価管理の目的は4つあります。
- (23)工場の原価管理(個別実績原価管理)の目的はコストダウン
- (24)個別の実績原価は,原単位に単価をかけて算出します。
- (25)原単位データはバラツキます。
- (26)原単位データは現場のモノづくりの作り方で変わります。
- (27)安い作り方に変えれば,原価は下げられます。
- 2.3 品質コントロール管理の知識
- (28)品質コントロール管理の目的は均質の追究です。
- (29)不良を作れば2つのロスが同時に発生します。
- (30)原因のない不良はありません。
- (31)不良を“二度と作らないように”しなければなりません。
- (32)不良を“作りすぎないように”しなければなりません。
- (33)品質管理は「顧客不満足の解消から顧客満足の追求」へと変わっています。
- 3.マネジメント管理の知識
- 3.1 製造業の企業戦略
- (34)製造業の企業戦略は3つあります。
- (35)新製品開発戦略で勝負しよう。
- (36)営業マーケティング戦略で営業利益を獲得しよう。
- (37)コスト競争力戦略で生き残ろう。
- 3.2 企業環境適応
- (38)需要は変わります。
- (39)モノづくり技術は変わります。
- (40)管理技術はIT(情報通信)技術によって変わります。
- (41)多品種・小ロット・短期間生産は避けて通れないトレンド(潮流)です。
- (42)地球環境も変わります。
- (43)労働環境も変わります。
- 3.3 経営資源活用
- (44)工場の経営資源はヒト・モノ・カネ・ジョウホウです。
- (45)ヒトを活用しましょう。
- (46)モノを活用しましょう。
- (47)カネを活用しましょう。
- (48)ジョウホウ(情報)を活用しましょう。
- (49)組織を動かそう。
- (50)BPR(業務革新)を工場で実現させよう。
- 4.工場経営の極意「見えない課題の解決法」
- 4.1 改善課題の発掘法
(実態の悪さを見つけるワナをしかけます。)
- (1)指標の示す意味を知る。
- (2)定点観測する。
- (3)比較で見つける。
- (4)変化率で見つける。
- 4.2 原因探求法
(悪さの原因をとことん追求します。)
- (1)原因のツリーをつくる。
- (2)なぜ・なぜ・なぜと掘り下げる。
- (3)仮説で考える。
- 4.3 応急処置法
(とりあえずの対応を考えます。)
- (1)計画を変更する。ロットの優先順を変更する。ロット分割・合併して間に合わせる。
- (2)作業者の注意を喚起する。
- (3)チェックシートでチェックさせる。
- (4)別のやり方(機械,ライン,手づくり)で間に合わせる。
- 4.4 恒久対策法
(二度と同じ課題の発生が起こらないように対策します。)
- (1)モノづくりを変える。
- (2)工程や仕組みを変える。
- (3)規定やルールを変える。
- (4)コントロール法を変える。
- (5)ヒト,モノ,カネ,組織を変える。
- ◎ 質疑応答
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