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設計不具合の未然防止は,設計者にとって至難の課題である。

設計不具合の未然防止の定石


   

設計不具合の未然防止の要点を分かりやすい視点図を多用して提案する!!

講師: 新井啓介
新井技術士事務所 所長
日時: 平成26年11月21日(金) 10:00〜17:00
1日集中講座
受講料: 42,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます)
会場: 新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図

※録音・録画はご遠慮下さい。


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●受講のおすすめ

「不具合を出しちゃいかん。・・・」とねじり鉢巻で褌を締め直して頑張った時代が私にもあった。
そんな思いも裏腹に自分でも信じられないような不具合を出し,大きなタンクをペシャンコにした大ミスを犯したこと。なぜ,こんな不具合を出したのだろうか。
結果的には,ルール違反であったが,その要因は「知識不足」でもあり,「正しい」と信じたことが大きな不具合につながった。・・で深く落ち込んだ。「なんでこんな大きなミスを犯してしまったのだろうか」
これまでにも小さな不具合は無数に犯していたが,大きな不具合は初めてであったにも関わらず「あいつはダメなヤツ」と烙印を押され,子会社から要請があった出向の候補にもあがった。
「不具合を出さないこと」が,仕事をする上で最も高い能力になることが政府系の機関の調査でも明らかになっていて,その数値は74%という高率である。
中でも「設計不具合の未然防止」は,設計者にとっては最も難しい課題であるが,セミナー講師にとっても難題であり,これで万事大丈夫というテキストは無理かも知れない。
そこで,今回は単純な程度の低いミスによる不具合からもう少しレベルの高い設計不具合を未然防止するための要点を分かりやすい視点図を多用して提案する。
是非,ご受講下さい。


●セミナープログラム

はじめに
(1)不具合が減らないのは,現場力が低下しているからなのか?
(2)現場とは「企業経営において価値を生み出す主体」である。
(3)問題解決が出来る人材を育成する。
(4)まず,製造現場のミスから取り組んだ(A社)。
(5)体験の設計(UXデザイン)の概要
(6)未然防止の最終目標は“クレーム”ゼロ
I.「設計不具合の未然防止」の基礎
(1)設計者の組織能力の評価
(2)設計者の組織能力向上の問題点
(3)不具合解析の必要性
(4)不具合発生の原理と対策
(5)不具合原因の解析
(6)是正対策書の作成
(7)品質機能展開図は設計の品質保証
(8)コンカレント・エンジニアリング(CE)の導入
(9)フロント・ローディング設計は,なぜうまくいかないのか?
II.不具合の未然防止の定石
(1)3次元設計における「不具合の未然防止」
(2)DRの開催タイミング
(3)DRの問題点
(4)不具合の未然防止の重点活動
(5)発生した不具合の防止策には3つある。
 定石1.未然防止の第一歩は“予測”から。
定石1.1 なぜ,想定外が起こるのか?
(1)なぜ,想定外が現実に起こるのか?
(2)想定外が起こるのは,想定そのものに問題があるから。
(3)大事なことについては,きちんと情報を収集する。
定石1.2 設計の不確実さの原因を知る。
(1)設計の不確実さ
(2)不確実さはどこからか?
 定石2.設計のマネジメントサイクルは,FPDSであり,PDCAではない。
(1)FPDSサイクル
(2)PDCAサイクル
定石2.1 不具合の未然防止には,See(観察)が重要である。
(1)問題意識と敏感さを持つ
(2)設計で観察する主な項目
(3)製品システムと,そのインターフェイスを観察するためのチェック項目。
定石2.2 設計者の観察力向上のチェックリストをつくる。
 定石3.未然防止には,まず“変えない”こと。
定石3.1 実績のある設計を変えないこと。
定石3.2 良い設計条件を明確にする。
 定石4.未然防止には,“変えたところ”を確実に見出すこと。
定石4.1 変更点・変化点を,確実に見出すのは難しい。
おわりに
◎ 質疑応答

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