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品質機能展開(QFD)による故障予測活用は,
設計不具合クレーム予防(未然防止)に役立ちます。

品質機能展開(QFD)を
設計不具合クレーム予防(未然防止)に役立てる上手な活用法


   

設計不具合クレーム・トラブル予防(未然防止)では,品質機能展開過程で基本仕様の中へ製品完成度評価の基準とする目標寿命と経過年数毎の目標信頼度値を設定し,これをベースに故障予測し,加速試験で検証しながら不具合前兆候把握で機能喪失前に事前交換対応できる仕組み構築が大切です。

講師: 伊豫部将三
伊豫部技術士事務所所長
技術士・機械部門
設計力向上委員会代表
日時: 平成27年9月9日(水) 10:00〜17:00
1日集中講座
受講料: 42,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます。)
会場: 新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図

※録音・録画はご遠慮下さい。


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●受講のおすすめ

品質機能展開では,設計基本仕様書へ達成すべき目標寿命と経過年数毎の信頼度値を設定することで達成すべき製品品質(=不具合確率)をきちんと事前把握できる状態に管理し,不具合発生(機能喪失)前に対象部品を正常な機能部品へ交換できる状態を確保することでクレーム予防(未然防止)しながら耐用年数まで機能を全うすることに最終目的があります。それには,品質機能展開で機能の抽出洩れがない仕様書作成,不具合と前兆候を把握する故障予測および試作品段階の加速試験で裏付け検証することが大切となります。
ところが,多くの企業で担当者が納期を理由に基本仕様書を企画段階からきちんと作成せず,設計審査や検図などをその都度繰り返し行いながら,製品を出荷,発売開始してから,同じような設計不具合クレームの多発繰り返しで,多額のクレーム対策費用としての仕損を多くの企業で売上の2%以上を毎年繰り返し発生させている共通の現実と実態があります。またクレーム対策を含む技術部門の手戻り時間は,全投入時間の30%を占め,業務効率を低下させる大きな原因のひとつとなっている共通実態があります。
真の意味で開発や設計時不具合の不備・欠陥の作り込み防止を図り予防(未然防止)には,入り口段階からきちんと裏付け検証する取り組みが必要です。
そこで,開発や設計不具合結果としてのクレームを予防(未然防止)するためには,必要な開発・設計着手時の要求機能,要求性能,要求特性,要求設計条件設定の評価,判断基準となる設計基本仕様を明確に設定することが大切となります。不具合クレームを予防(未然防止)するには,その前に開発・設計時の不具合作り込みを予防(未然防止)する。その不具合を予防(未然防止)するには,設計基本仕様作成をきちんと行う取り組み法が大切となります。
本講座では,「不具合クレーム発生予防(未然防止)⇒開発・設計時の不具合作り込み防止⇒不具合予測と検証法を含めた品質機能展開による基本仕様のきちんとした作成」の観点で,設計基本仕様の作成法を分かりやすく演習を交えて修得するセミナーを企画いたしました。
また開発・設計部門以外の生産準備に携わる生産技術部門,調達・購買部門,製造部門,品質保証部門,アフターサービス部門,営業部門,商品企画部門,販売代理店部門等の関係者が,開発と設計段階での設計基本仕様作成にどう関わるべきか?についても,併せて今回解説の中でご紹介致します。
本当に不具合クレームを予防(未然防止)したいと考えておられる開発・設計部門のリーダー,管理・監督者の方にぜひご受講いただきたいセミナーです。
是非ご受講下さい。


●セミナープログラム

1.品質機能展開と設計基本仕様
(1)市場・顧客ニーズと品質の中味
(2)品質に於ける機能・性能と信頼性の関係
(3)ニーズと品質・コスト・納期の関係
2.品質機能展開と要求機能・性能・特性抽出法
(1)要求機能(製品の固有・独自機能と共通機能)設定法
(2)要求性能(商品・製品コンセプト)設定法
(3)要求特性(管理すべき物性値)設定法
3.品質機能展開と要求設計条件設定法
(1)無償保障期間寿命と信頼度値設定法
(2)耐久寿命と信頼度値設定法
(3)安全寿命と信頼度値設定法
4.商品企画と品質機能展開(=DR・0)
(1)市場・顧客ニーズと品質機能展開および設計基本仕様
(2)商品・製品コンセプトと品質機能展開および設計基本仕様
(3)コンセプトの目標数値定量化と品質機能展開および設計基本仕様
5.開発・基本設計と品質機能展開(=DR・1)
(1)開発・新規設計品と品質機能展開および設計基本仕様
(2)製造(素材・生産・施工・据付・運用・保全・廃却)のプロセスと設計基本仕様
(3)納期・コストと設計基本仕様
6.詳細設計と品質機能展開(=DR・2)
(1)素材・工作と品質機能展開および設計基本仕様
(2)組立・据付と品質機能展開および設計基本仕様
(3)運用・保全と品質機能展開および設計基本仕様
7.設計審査(DR)・検図と品質機能展開(=DR・0・1・2)
(1)商品企画審査(DR−0)および検図と品質機能展開および設計基本仕様
(2)基本設計審査(DR−1)および検図と品質機能展開および設計基本仕様
(3)詳細設計審査(DR−2)および検図と品質機能展開および設計基本仕様
8.品質機能展開と設計基本仕様の作成演習
◎ 質疑およびコンサルテーション

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