取り組みの軽い近道。従来の貴社「品質・ISO文書」の内容を,できるだけ生かして, 2015年版に対応しましょう。
講師: |
川相貞之 氏
JRCA認定・QMS EXPERT審査員・主任審査員
松蔭大学教授
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日時: |
平成29年9月5日(火) 10:00〜17:00
1日集中講座
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受講料: |
35,000円(消費税込) |
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(テキストおよび昼食を含みます。) |
会場: |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
地下鉄有楽町線 麹町駅徒歩5分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめ
世間の声では,「2015年版は大幅に改訂されており,これに対応することは大変だ。もうISOをやめようか……。」など,不安が先行していることでしょう。
これは早合点というもので,貴社が現在所有されているISO認証を継続して,2015年版の内容に沿って現ISO体制を発展的に進化,成長させる大変良いチャンスの到来です。
2015年版の主な強調事項は,
- マネジメントシステムと事業活動の統合(QMSと経営の一体化)を図ること。
マネジメントシステムに関しては,企業の内部及び業界・広く世間の状況を充分考慮し,更に顧客,供給者,社員等関係者のニーズ,期待を充分理解した上で,システムを構築して取り組む。
- リーダーシップ及びコミットメントを強力に実践すること。
経営者は,リーダーシップ(指導力)及びコミットメント(声明発信)を強力に実践して,マネジメントシステムを経営戦略・業務プロセスに組み入れ,戦略・意志決定を行う。 - リスク(リスクと機会)を根底にしたシステムの考え方を導入すること。
事業活動に伴って現れる「リスク及び機会」について,「リスク」(結果に対する不確かさの影響)には時宜を逸することなくリスクベースで予防対策を講じること,一方経営戦略・業務上の好機を逸しないように「機会」を察知して積極的に取り組むように留意する。
- マネジメントシステムのパフォーマンスを評価して,継続的に向上させること。
マネジメントシステムにおけるパフォーマンスの結果(効果)については,その推移を調べて,更にパフォーマンスの向上についてはPDCAサイクルで継続的に改善する。
- 「共通の基本文書」(付属書SLという)の構成を導入すること。
企業が,(品質+環境など)統合システムに移行する場合,「共通の基本文書」をベースに活用して,これに統合する個々の規格特有の要求事項を付加する。
などです。
これらについては,従来の貴社の品質・ISO文書(品質マニュアル,規定,手順書など)の内容をかなり生かすことができ,上記1.〜5.など2015年版の要点(このセミナーで話します)を多少加筆・修正すれば,2015年版の意図をクリアーできましょう。(2015年版によるISO受審の時,心外な「不適合」を指摘されることがなく,むしろ「観察事項」,「推奨事項」程度で済むと思います。)
更に,このセミナーの大きな特長は,セミナーの時間中に,受講されている各企業における2015年版への移行(既存のISO文書への加筆・修正)のためのアドバイスを行います。すなわち,このセミナー会場では,特定の企業名を伏せて,長時間にわたり公開Q&Aを行います。従って,受講者には,他社の2015年版への移行のためのQ&Aがご参考になることと思います。奮ってご受講ください。
<受講をお勧めする方>
●ISO事務局の方,経営者及び経営幹部の方,品質保証・品質管理部門の方。
●従来のISO体制・運用・効果に不満を持っておられる方。
●セミナープログラム
- 1.企業における2015年版への移行のステップ―スケジュール(取り組み例)―
- 2.2015年版の主な強調点(下記5項目)のやさしく分かり易い説明
- (1)マネジメントシステムと事業活動の統合(QMSと経営の一体化)を図ること。
- (2)リーダーシップ及びコミットメントを強力に実践すること。
- (3)リスク(リスクと機会)を根底にしたシステムの考え方を導入すること。
- (4)マネジメントシステムのパフォーマンスを評価して,継続的に向上させること。
- (5)「共通の基本文書」(付属書SLという)の構成を導入すること。
- 3.2015年版全項目の要点のやさしく分かり易い説明
- 1. 適用範囲
- 2. 引用規格
- 3. 用語及び定義
- 4. 組織の状況
- 4.1 組織及びその状況の理解
- 4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
- 4.3 品質マネジメントシステムの適用範囲の決定
- 4.4 品質マネジメントシステム及びそのプロセス
- 5. リーダーシップ
- 5.1 リーダーシップ及びコミットメント
- 5.1.1 一般
- 5.1.2 顧客重視
- 5.2 方針
- 5.2.1 品質方針の策定
- 5.2.2 品質方針の伝達
- 5.3 組織の役割,責任及び権限
- 6. 計画
- 6.1 リスク及び機会への取り組み
- 6.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定
- 6.3 変更の計画
- 7. 支援
- 7.1 資源
- 7.1.1 一般
- 7.1.2 人々
- 7.1.3 インフラストラクチャー
- 7.1.4 プロセスの運用に関する環境
- 7.1.5 監視及び測定のための資源
- 7.1.6 組織の知識
- 7.2 力量
- 7.3 認識
- 7.4 コミュニケーション
- 7.5 文書化した情報
- 8. 運用
- 8.1 運用の計画及び管理
- 8.2 製品及びサービスの要求事項
- 8.3 製品及びサービスの設計・開発
- 8.4 外部から提供されるプロセス,製品及びサービスの管理
- 8.5 製品及びサービス提供
- 8.6 製品及びサービスのリリース
- 8.7 不適合なアウトプットの管理
- 9. パフォーマンス評価
- 9.1 監視,測定,分析及び評価
- 9.1.1 一般
- 9.1.2 顧客満足
- 9.1.3 分析及び評価
- 9.2 内部監査
- 9.3 マネジメントレビュー
- 9.3.1 一般
- 9.3.2 マネジメントレビューへのインプット
- 9.3.3 マネジメントレビューからのアウトプット
- 10. 改善
- 10.1 一般
- 10.2 不適合及び是正処置
- 10.3 継続的改善
- 4.受講者全員に参考になる公開Q&A(企業名を伏せて行います。)
- ◎ 修了証授与,質疑応答
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