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生産現場も喜ぶ!組立知識と設計見積り力を学ぶ。

設計者,生産技術者のための
低コスト化の組立知識の習得と現地化設計の基本


   

意外と検討しない「組立」に注目し,低コスト化を狙う。日本流を押しつけるのはナンセンス。真の現地化設計を考える!!

講師: 國井 良昌
國井技術士設計事務所 所長
技術士 機械部門/設計工学
日時: 平成28年5月26日(木) 10:00〜17:00
1日集中講座
受講料: 42,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます)
会場: 新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図

※録音・録画はご遠慮下さい。


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セミナーのお申込は買い物カゴには入らず直接お申込入力となります。

●受講のおすすめ

「モノづくり,モノづくり」と言われてから久しい年月が経ちますが,「モノづくり」とは何か?「物を作る現場」つまり,生産現場に向けての掛け声になったようです。たとえば,さらなる効率化を求めた大量生産であり,自動機械による高精度な部品生産,そして,さらなる高品質。これらの主役が生産技術者です。
一方,企画や設計部門の「モノづくり」に相当する頑張る掛け声の単語が相変わらずの「グローバル化」だけ。これではモノづくりの両輪を成しません。
企画や設計部門のモノづくりとは,現地化,さらに詳しく言えば,「現地化設計」です。
例えば,身近な自動車を例にとれば,・・・

  1. その国の人々に適合した仕様でよい。
  2. 信頼性は,始動一発で必ずエンジンがかかればよい。
  3. 静粛性よりも低価格であること。
現地化設計とは,企画,設計,調達,製造,検査,保全と各部門が携わってきます。また,現地の文化や慣習,そして,賃率を含む経済力を現地で把握する必要があります。
本セミナーでは,低コスト化のための組立知識を習得しながら現地化設計の基礎を学びます。
是非ご受講下さい。

本セミナーのコンセプト
【コンセプト】
本セミナーは,工業製品のグローバル化の一つとして,現地化設計を取りあげる。さらに,「組立」とその「設計見積り」に的を絞り,設計職人における現地化のための基礎知識を身に付ける。現地とは国内外の生産現場を意味する。
【手段】
(1) 部品組立の設計見積りができるように導く。
(2) 現地の工賃に適した現地化設計を理解する。
(3) 豊富な事例を提供する。
【目標】
「グローバル化とは英語,現地化とは品質を下げて安くすること」という短絡的な知識から脱却し,簡単な部品の現地化を目で確認し,「高い,安い」の概念を数値で表現できる技術者を目指す。そして,国内外の生産現場も喜ぶ設計知識を習得する。
受講対象者
  1. 商品の企画者と設計者
  2. 部品の設計者
  3. 生産ラインの生産技術者
  4. 上記(3)における組立て装置,組立て治工具の設計者(生産技術者)
  5. 上記(3)における検査装置,検査治工具の設計者(生産技術者)
  6. 品質管理部(品質保証部)
  7. 企業内の品質向上チーム/低コスト化チーム
などの方々で,いずれも全分野の技術者にお勧めいたします。


●セミナープログラム

1.本講座を理解するための基礎知識
1)設計見積りの求め方
2)事例:百円ショップの樹脂製ブックエンドの設計見積り
3)事例:百円ショップの板金製ブックエンドの設計見積り
2.現地化戦略に必要な設計知識
1)現地化戦略とは何か?
2)生産現場のコスト知識
3)事例:海外生産の成功と失敗
3.組立の代表格:溶接の加工知識と設計見積り
1)スポット溶接の設計見積り方法
2)アーク溶接の設計見積り方法
3)どちらが安いの?スポット溶接とアーク溶接
4.事例で学ぶ!上方組立/水平組立の知識と設計見積り
1)上方組立と水平組立の設計見積り方法
2)事例:文具の穴開けパンチ機から学ぶ組立知識
3)部品の上方組立は設計の基本
4)部品の水平組立はコストアップ
5.事例で学ぶ!締結の組立知識と設計見積り
1)EリングとCリングの設計知識
2)EリングとCリングのコスト(原価)の相違
6.ベルトとチェーンとばねの組立知識と設計見積り
1)ベルトとチェーンの設計知識
2)ベルトとチェーンの形状の相違
7.コイルばねの組立知識と設計見積り
1)事例:ステンレス製圧縮ばねの設計見積り
2)コイルばねの装着に関する設計見積り方法
◎ 質疑応答

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