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研削加工の基礎知識と研削作業の基本を,
比較的経験の浅い方達にも分かりやすく解説します!

精密研削の基礎と応用


   

クリープフィード研削や高速研削などの応用についても紹介!
多能工化を目的とした人材育成により,今こそ企業体質の改善を図ろう!

講師: 海野邦昭
基盤加工技術研究所代表
職業能力開発総合大学校名誉教授
工学博士
日時: 平成29年2月8日(水) 10:00〜17:00
1日集中講座
受講料: 42,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます。)
会場: 新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
地下鉄有楽町線 麹町駅徒歩5分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図

※録音・録画はご遠慮下さい。


受講申込 このボタンをクリックするとすぐにお申込ができます。
セミナーのお申込は買い物カゴには入らず直接お申込入力となります。

●受講のおすすめ

研削加工は,仕上げに用いられることが多く,寸法・形状精度の他,表面粗さや研削焼け・割れなどの表面品質が問題となります。そのため他の機械加工作業と比較し,研削作業には熟練した技能が必要とされています。その原因の一つに,自生作用を有する研削砥石という特殊な工具を用いることがあります。そして研削作業のトラブルの大多数が砥石選択の誤りにあると言われています。そのため研削作業を上手に行うには,作業目的に応じた適切な砥石を選択することが大切です。また適切な砥石を選択したとしても,そのコンディショニングが上手に行われていないと,良好な研削作業はできません。そのため適切なツルーイングやドレッシング方法や作業条件を選択することも重要です。本講習会では,このような研削加工の基礎知識と研削作業の基本を,比較的経験の浅い方達にも分かりやすく解説するとともに,クリープフィード研削や高速研削などの応用についても述べることと致します。
是非,技能向上とともに,多能工化を目的とした人材育成により,企業体質の改善を図っていただきたいと思っております。どうぞ奮ってご参加ください。


●セミナープログラム

1.研削加工の基礎知識
1.1 研削加工とは
1.2 研削加工の様式
2.研削理論の基礎知識
2.1 「切削」と「研削」
  a.切りくずの変形
  b.特性の違い
  c.研削焼けと割れ
  d.接触弧の長さ
  e.工作物の変形
2.2 いろいろな研削形態
  a.目こぼれ形研削
  b.目つぶれ形研削
  c.目づまり形研削
  d.砥粒に作用する力と研削形態
2.3 研削時に砥石に作用する力
  a.平均切りくず断面積
  b.砥粒間隔と有効切れ刃間隔
  c.作用硬さとは
2.4 除去速度と各種研削方式
  a.除去速度とは
  b.高切り込み・低速送り研削と低切り込み・高速送り研削
  c.高速研削とその特性
2.5 最大砥粒切り込み深さと臨界砥粒押し込み深さ
  a.最大砥粒切り込み深さ
  b.マイクロツルーイング
  c.硬脆材料の圧子押し込み深さとDc値
  d.延性モード研削と脆性モード研削
3.研削砥石の基礎知識
3.1 研削砥石とは
  a.研削砥石の構造
  b.研削砥石と超砥粒ホイール
  c.ブリッジタイプとマトリックスタイプ
3.2 研削砥石の内容の表示
  a.研削砥石とラベル
  b.仕様の表示内容
  c.最高使用周速度
  d.超砥粒ホイールの仕様表示
3.3 研削砥石の5因子とその選択
  a.砥粒の種類
  b.砥粒の特性
  c.砥粒の種類の選択
  d.砥粒の粒度
  e.粒度の選択
  f.砥石の結合度とは
  g.結合度の選択
  h.組織(コンセントレーション)とは
  i.組織(コンセントレーション)の選択
  j.結合剤の種類
  k.結合剤の種類の選択
4.研削砥石の取り付けとバランス調整
4.1 フランジへの取り付け
  a.フランジへの取り付け
  b.ボルトの締め付け
4.2 研削砥石のバランス調整
  a.天秤式バランス台を用いる方法
  b.平行棒式バランス台を用いる方法
  c.動的砥石バランス調整法
5.ツルーイング・ドレッシングの基礎知識
5.1 単石ダイヤモンドドレッサによる方法
  a.単石ダイヤモンドドレッサとは
  b.単石ドレッサの種類
  c.ドレッサの取り付け
  d.ドレッシング方法
  e.ドレッサ送り係数
  f.ドレッシング時のテーブル送り速度
5.2 超砥粒ホイールのツルーイング・ドレッシング
  a.各種ツルーイング・ドレッシング法
5.3 研削砥石・遊離砥粒を用いる方法
  a.研削砥石を用いる方法
  b.遊離砥粒を用いる方法
5.4 ダイヤモンド工具を用いる方法
  a.ダイヤモンドドレッサによる方法
  b.ダイヤモンドロータリドレッサによる方法
5.5 金属を用いる方法
  a.軟鋼研削法
  b.クラッシングロールによる方法
5.6 電気・化学的な方法
  a.放電加工による方法
  b.接触放電ドレッシング
  c.電解加工による方法
  d.電解インプロセスドレッシング
6.研削油剤の基礎知識
6.1 研削油剤の種類と選択
  a.研削油剤の働き
  b.研削油剤の種類
  c.研削油剤とその選択
6.2 研削油剤の供給方法
  a.ノズルを用いる方法
  b.遮蔽板を用いた研削液の供給
  c.新しい研削油剤供給法
◎ 質疑応答

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