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回路設計,プリント基板設計の際に知っておきたいノイズ設計のポイントについて
わかりやすく解説します。

ノイズ問題を未然に防止するEMC設計の基本と問題解決のノウハウ


   

今まで当たり前のように行っていた作業がノイズの原因だったとしたら,どうします?
今までの設計が何だったのか,反省する絶好の機会です!

講師: 久保寺 忠
(株)システムデザイン研究所 代表
日時: 平成29年11月7日(火) 10:00〜17:00
1日集中講座
受講料: 42,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます。)
会場: 新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
地下鉄有楽町線 麹町駅徒歩5分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図

※受講生持ち物:筆記用具,項目5で計算の練習を致します。
  使い慣れた関数電卓をお持ちください。

※録音・録画はご遠慮下さい。


受講申込 このボタンをクリックするとすぐにお申込ができます。
セミナーのお申込は買い物カゴには入らず直接お申込入力となります。

●受講のおすすめ

「ノイズ対策」と聞くと,良いイメージを持つ方はそれほど多くないと思います。「対策」と聞いてアドレナリンが出る方はそれで良しとして,本セミナーでは,二度と辛いノイズ対策などしたくない,または今まで経験していないが,そんな経験はこれからもしたくもないと思っている方に,基板設計段階で盛り込むべきポイントについて解説します。
プリント基板設計では,まず配線がどれだけの層でつながるかが関心事,層が多くなればなるほどコストに跳ね返るため,基板設計者の腕の見せ所になるわけです。しかしノイズ面からみると,配線から直接出るよりもグラウンドや電源などベタ面から出るノイズの方がはるかに大きいことが分かっています。ベタ面の設計には十分な注意が必要です。
また,スルーホールの打ち方一つでノイズが変わってしまう可能性が最近の研究で分かってきました。信号の反射がどの様にして発生するか,リターン電流がどの様な経路で戻るかが分かれば,容易に理解できます。
このセミナーでは,グラウンドベタが問題になる事例,スルーホール問題の事例などを分かりやすく説明します。いままで気づかなかった作業がいかに重要であるかがお分かりいただけると思います!


●セミナープログラム

1.ノイズの基礎
1.1 ノイズの意味
1.2 ノイズが発生する理由
1.3 ノイズ源と経路
2.回路に流れる高周波電流とノイズの関係
2.1 信号のH, Lレベルはどうして決まる?
2.2 信号と電界,磁界の関係
2.3 貫通電流とは
3.両面基板の設計例
3.1 基板の比較
3.2 ノイズ原因はどこか?
3.3 電流のループを小さくする
4.ノイズ設計の基本を知る
4.1 電界と磁界
4.2 基板構造とクーロンの法則
4.3 リターン電流の考え方
4.4 電流ループを小さくする理由
4.5 スルーホールがノイズを出す
4.6 ノイズを小さくする設計法
5.信号の伝搬,反射について
5.1 伝搬速度
5.2 配線形態による伝搬速度の差
5.3 特性インピーダンス
5.4 反射
5.5 反射はグラウンドベタでも発生
5.6 演習
6.差動伝送の考え方
6.1 特徴
6.2 差動インピーダンスの求め方
6.3 ミアンダの影響
7.電源・グラウンドの設計法
7.1 不完全なグラウンド
7.2 パスコンの働き
7.3 並列接続の問題
7.4 スルーホールの打ち方
7.5 共振
8.外来ノイズに強くなる基板設計
8.1 コネクタから侵入する外来
8.2 FGとSG
8.3 対策部品は効果あり?
9.トラブル事例と対応策
10.まとめ
◎ 質疑応答

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