リコール,クレームといったリスクを低減するために,設計開発から出荷にいたるまで,設計情報の流れを管理するプロジェクトマネジメントです。
講師: |
鯨井 武 氏
株式会社 熊谷QMインダストリ 代表取締役
技術士(経営工学部門 生産マネジメント)
一般財団法人 日本ガス機器検査協会 IATF16949 契約審査員 |
日時: |
2019年11月5日(火) 10:00〜17:00
1日集中講座
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受講料: |
43,000円(消費税込) |
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(テキストおよび昼食を含みます。) |
会場: |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
地下鉄有楽町線 麹町駅徒歩5分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめ
自動車産業が迎える「CASE」(Connected,Autonomous,Shared,Electric)の波は,自動車業界だけでなく,材料,ソフトウェア等,周辺産業までも巻き込む新たなサプライチェーンの在り方を変えようとする時代の到来を示唆しています。電動化や自動運転技術の開発は,もはや国内自動車メーカー単独では不可能な時代になってきました。戦後,日本の自動車産業は,その高い生産性,高品質を誇り自前主義であった自動車メーカーもソフトウェア開発をはじめ新たな業界との連携を始めていることは,周知の事実です。
これまで,図面支給の賃加工というモデルで自動車部品の製造を請け負ってきた製造業者も,独自の技術を応用した新製品開発,或いは新規分野への参入に備え,来るべき時代の製品及び品質戦略を構築する時代になったといえます。
こうした経営環境の中で,欧米の自動車メーカーがIATF16949のツールとして四半世紀に渡り導入してきたAPQP(先行製品品質計画),CP(コントロールプラン),並びにPPAP(生産部品承認プロセス)の手法は,製品開発段階から量産部品の出荷までの品質マネジメントを国際連携して進める「共通言語,手法」となる可能性があります。
IATF16949に用いられるこれらの信頼性設計,品質管理手法は,リコール,クレームといったリスクを低減するために,法令・規制・顧客要求事項を,設計開発から量産承認出荷に至るまで,設計情報の流れを管理するプロジェクトマネジメントと位置づけています。この手法を社内業務プロセスに確実に取り入れることにより国内,海外企業との連携,協業が有効に推進できる体制を構築できます。
講習会では,ポイントをわかりやすく解説いたします。
全員に修了証をお渡しいたします。
●セミナープログラム
- 1.APQP及びCP(コントロールプラン)
- 1)APQPの歴史
- 2)プロジェクトマネジメント
- 3)フェーズ1:企画・設計
- 4)フェーズ2:設計・開発
- 5)フェーズ3:製造工程設計
- 6)フェーズ4:製造工程の妥当性確認
- 7)フェーズ5:フィードバック・確認・是正処置
- 8)コントロールプラン
- 2.PPAP
- 1)PPAPプロセス要求事項
- 2)顧客通知,顧客提出の要求事項
- 3.APQP・PPAPプロセスの具体的運用
- ◎ 質疑応答
- ◎ 修了証授与
- (IATF16949:2016 規格要求事項をお持ちの方は持参ください。)
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