有人地帯におけるドローンの目視外飛行には,今までとは異なるレベルの対応が求められています。航空法の改正動向を踏まえつつ,飛行ロボット化するドローンの安全対策技術を具体的に解説!
講師: |
澤田 雅之 氏
澤田雅之技術士事務所 所長 |
日時: |
2022年2月22日(火) 13:00〜16:00
特別集中講座
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受講料: |
21,500円(消費税込)※テキスト代を含みます。 |
会場: |
オンライン講座(オンライン講座について)
職場・自宅 全国どこからでも参加できます。
「ZOOM」を使用します。
※アプリをインストールせずブラウザから参加できます。 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめ
- ドローンが飛行する仕組みや機能・性能,飛行させる3種類の方法について具体的に理解できます。
- 世界市場を席巻した,中国DJI社製ドローンが有する高度な機能・性能について具体的に理解できます。
- 中国DJI社製ドローンが有する高度な機能・性能でも,“空の産業革命”のレベル3及びレベル4には不十分であることが具体的に理解できます。
- “空の産業革命”のレベル3が2018年9月に解禁され,レベル4が2022年中に解禁予定であることが,航空法等の改正の経緯から具体的に理解できます。
- 2020年と2021年の航空法改正により創設された「無人航空機の登録制度」,「無人航空機の機体認証制度」,「無人航空機操縦者技能証明制度」について,具体的に理解できます。
- ドローンの安全対策技術としての無線通信技術とセキュリティ技術について,具体的に理解できます。
- ドローンのレベル3運行に欠かせない「携帯電話の上空利用」について具体的に理解できます。
- ドローンのレベル4運行に欠かせなくなる,「ディープラーニングによる障害物回避飛行」について具体的に理解できます。
- セミナーの概要
2022年中に,ドローンの有人地帯(第三者の頭上)における補助者なしでの目視外飛行,つまり,空の産業革命に向けたレベル4が解禁される見込みです。
いわば,ソフトウェアで自律航行する飛行ロボットが,生身の人間と近接して共存する時代の到来です。飛行ロボットの衝突や墜落の危険を人間が察知して回避することは難しいので,人間に危害を及ぼさないよう,飛行ロボット側には衝突や墜落を防止する高度な安全対策技術が求められるところです。
また,飛行ロボットが完全自律で第三者の頭上を航行する上で必要となるルールを,航空法において定めることにより,人間との安全・安心な共存を実現していかなければなりません。
そこで,本セミナーでは,飛行ロボット化するドローンに求められる安全対策技術について,レベル4の解禁に向けた航空法の改正動向を踏まえて,分かりやすく説明します。
- 受講対象者
- ドローンの研究開発,製造,販売,社会実装,法規制等に関係している方
- ドローンの運行,運行管理,教習等に関係している方
- ドローンの仕組みや機能・性能について知りたい方
- ドローンを飛行させる方法について知りたい方
- ドローンの飛行を規制する航空法の動向について知りたい方
- ドローンの登録制度・機体認証制度・操縦者技能証明制度について知りたい方
- ドローンの安全対策技術全般について知りたい方
- ドローンのレベル3運行に欠かせない「携帯電話の上空利用」について知りたい方
- ドローンのレベル4運行に欠かせなくなる「ディープラーニングによる障害物回避飛行」について知りたい方
●セミナープログラム
- 1.ドローンの仕組みと機能
- ドローンが飛行する仕組み
- GPS・各種センサーとフライトコントローラがドローンの高度な飛行性能を実現
- ドローンの高度な飛行性能(1/3)〜安定したホバリング
- ドローンの高度な飛行性能(2/3)〜障害物探知回避機能
- ドローンの高度な飛行性能(3/3)〜フェイルセーフ機能
- 2.ドローンを飛行させる方法
- 直視による無線操縦
- FPVによる無線操縦
- GPSによる自律航行
- テレメトリによる飛行状態の把握
- 3.世界市場を席巻した中国DJI社のドローン〜その優れた機能と性能
- 卓越したドローン無線技術〜“空の産業革命”のレベル3(無人地帯目視外飛行)には不十分
- 他に類を見ない障害物探知回避機能〜“空の産業革命”のレベル4(有人地帯目視外飛行)には不十分
- 4.ドローンの飛行を規制する航空法
- 法規制の発端は,2015年4月に発生した首相官邸ドローン落下事件
- 2015年の航空法の改正〜無人航空機(機体重量200g以上のドローン)の飛行を規制
- “空の産業革命”のロードマップ〜レベル4(有人地帯目視外飛行)への道筋
- 無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領〜2018年9月の改正で“空の産業革命”のレベル3が解禁
- 2020年の航空法の改正〜無人航空機の登録制度の創設
- 2021年の航空法の改正〜無人航空機の機体認証制度と無人航空機操縦者技能証明制度の創設
- 5.ドローンの安全対策技術(1/2)〜無線通信技術
- ドローンは“無線による操り人形”
- ドローンの操縦・テレメトリ伝送・映像伝送に用いる電波
- 他電波受信時の影響
- ドローンの無線通信における問題点
- 携帯電話の上空利用の動向
- 6.ドローンの安全対策技術(2/2)〜セキュリティ技術
- セキュリティの要はフェイルセーフ機能
- ドローンの操縦用電波への混信・妨害・乗っ取り対策
- インターネット接続時のマルウェア対策
- 7.“空の産業革命”のレベル3〜無人地帯で補助者なしの目視外飛行〜2018年9月に解禁
- レベル3を広く展開するには,5Gを無線通信手段とするドローンが必要
- 5Gをドローンで用いる3つのメリット〜“空の産業革命”を支える基盤を構成
- 8.“空の産業革命”のレベル4〜第三者上空で補助者なしの目視外飛行〜2022年中に解禁予定
- レベル3とレベル4は,ドローンの飛行の安全性に関して全くの別次元
- “無線による操り人形”から“自律型の空飛ぶロボット”へのドローンの進化が必要
- 「AIの目」で危険を予測・回避できるドローン〜ディープラーニングによる画期的な障害物回避機能が実現
- ◎ 質疑応答
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