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機械機器要素の設計から加工までを一貫した技術として捉えた便覧

最新 機械機器要素技術


   

☆通常のねじ、リンク、軸受け、ばね等の他、それらを組み合わせた半完成品や
 センサ・アクチュ−タ等を含む内容
☆最近の実例として79社の企業が執筆
☆第2回ものづくり日本大賞の受賞企業の中から、本書の趣旨に添う内容の執筆を掲載

A4判・660頁・製本ケース入り・定価44,100円(消費税込・送料共)

《編集委員構成》
編集委員長 吉川 昌範 東京工業大学 名誉教授
編集委員 太田  稔 名古屋工芸繊維大学 教授
武田 行生 東京工業大学 准教授
大竹 尚登 名古屋大学 准教授
野澤 龍介 オリンパス(株) 生産戦略部 新事業担当部長
産・官・学総勢125名の執筆者による総集編  発行 エヌジーティー


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「最新 機械機器要素技術」の発刊にあたって

我々の生活を取り巻いている最近の機械・機器、例えば自動車などの輸送機械、カメラ・時計などの精密機械、テレビ・エアコンなどの電気製品、携帯電話・パソコンなどの情報機器、内視鏡などの医療機器の進歩ははなはだしく、それらは機械機器要素の設計や加工技術の革新的な進歩によるところが大きい。しかも、機械機器の多機能化の進展とともに高機能・高性能であることが求められ、機械機器要素の複雑化と加工技術の高精度化が要求されている。
一方、材料の評価を把握することなく設計したり、強度計算、境界条件の検討なく過去の実績からのシミュレーションのみで設計したり、加工技術を把握することなく機械機器要素を設計したり、部品・半完成品である機械機器要素を深く把握することなく機械機器などの完成品を組み立ててしまうことがあり、それらが要因となって、事故につながる破壊・破損を招いてしまうことが最近多くなってきた。その結果、機械機器要素の設計、加工を融合し、一貫した技術として把握しておく必要が再認識されるようになり、その要望に応えて本書「最新 機械機器要素技術」が企画・編集された。すなわち、機械機器要素の設計から加工までを一貫した技術として捉え、一冊の書物に纏めたものである。
機械機器要素は機械機器を構成している共通の部品を呼称しており、通常はねじ、リンク、軸受け、継ぎ手などを総称したものだが、最近の状況から、本書ではそれらを組み合わせて一部の機能を持たせた半完成品や、センサやアクチュエータなども含めている。また加工技術は、鋳造・溶接・切削・研削・仕上げ加工などを総称したものだが、新しい機能を持たせるためのドライコーティングをも含めた。
本書は、機械機器要素の設計から加工までを網羅する広範囲な技術を含んでいるので、まずそれらの基礎技術について記述し、それらにもとづいた技術の実例について、実際に開発を担当した技術者に執筆して頂いた。
一方最近では、機械や機器を設計し製作することをものづくりと呼称しており、教育界から産業界に至るまで、その用語が広く用いられるようになってきた。そのひとつに、若者へのものづくりの普及を目的に創設された内閣総理大臣が与える第2回ものづくり日本大賞があり、その選考が昨年も行われた。そこで受賞したものづくり技術の多くは本書の趣旨に沿うものなので、その技術成果で大賞を受賞した現場技術者に執筆して頂いた。新技術誕生のポイントを読み取っていただければ幸甚である。
本書は、機械機器の設計から加工までを網羅した、新時代の技術ニーズにとって好個の書になるものと自負している。開発・設計・製造に携わる幅広い領域の研究者・技術者のオンリーワン技術誕生に向けた実務書として役立てていただきたい。

東京工業大学 名誉教授
 編集委員長 吉川 昌範

ページ見本

内容項目

刊行にあたって
序説
第1章 機械機器要素技術の戦略
1節 ものづくりの技術戦略
2節 自動車におけるものづくり加工技術戦略
3節 医療機器における技術戦略
4節 江戸カラクリ人形と自動化技術
5節 生産技術の見える化
第2章 機械機器要素のいろいろ
1節 締結要素
1.1 ねじ
1.2 キー、スプライン
1.3 止め輪
1.4 ピン、コッタ
1.5 接着継手
1.6 リベット
1.7 焼きばめ、冷やしばめ
1.8 スナップフィット
2節 軸および軸関連要素
2.1 軸
2.2 軸継手
3節 案内および支持要素
3.1 滑り軸受
3.2 転がり軸受(玉、ころ:回転、円筒、球)
3.3 直動案内(滑り、玉、ころ)
4節 伝導要素
4.1 歯車および歯車列
4.2 ベルト
4.3 チェーン
4.4 機械式無段変速機
4.5 送りねじ
4.6 クラッチ
5節 運動変換要素
5.1 リンク機構
5.2 カム機構
6節 緩衝・制振・制動要素
6.1 ばね
6.2 緩衝器およびダンパ
6.3 ブレーキ
6.4 フライホイール
7節 配管要素
7.1 管と配管
7.2 管継手
7.3 圧力容器
7.4 弁およびコック
7.5 超高圧容器と配管
8節 密封要素
8.1 オイルシール
8.2 パッキン
8.3 Oリング
9節 アクチュエータ
9.1 固体アクチュエータ(形状記憶合金、圧電、超音波)
9.2 流体アクチュエータ(空圧、油圧)
9.3 静電アクチュエータ
9.4 高分子アクチュエータ
9.5 ラバーアクチュエータ
10節 センサ技術
10.1 変位センサ(回転、直線)
10.2 速度センサ
10.3 加速度センサ
10.4 視覚・画像センサ
10.5 力センサ
第3章 機械機器要素の加工技術
1節 加工技術の基礎
1.1 鋳造
1.2 鍛造
1.3 押出し、引抜き
1.4 圧延
1.5 板金加工
1.6 粉末成形
1.7 射出成形
1.8 溶接、ろう接
1.9 切断加工
1.10 切削加工
1.11 研削加工
1.12 固定砥粒加工
1.13 遊離砥粒加工
1.14 噴射加工
1.15 みがき加工
1.16 高エネルギー集中加工
1.17 電気化学・化学加工
1.18 表面改質
1.19 熱処理
2節 ねじの加工
3節 軸受の加工(粉末成形含める)
4節 歯車の加工
5節 カムの加工
6節 ばねの加工
7節 円管の加工(チューブフォーミング)
8節 金型の加工(光造形を含める)
9節 鋼板の加工(溶接含める)
10節 光ファイバの加工
11節 光学部品の加工
12節 ポリゴンミラの加工
13節 センサ・アクチュエータの加工
第4章 最近の実例からみるものづくりとその機能
1節 締結要素
1.1 油圧式ホルダ
1.2 希少物質を使わない強度1000Mpaのボルト・ねじ
1.3 冷間圧造の世界最小径のねじ
1.4 焼ばめ式ホルダ
1.5 ねじの緩みとその対策(緩み止めナット)
2節 軸受および案内要素
2.1 環境対応型ジェット潤滑アンギュラ玉軸受
2.2 転がり球面軸受およびフレキシブル球面軸受
2.3 スプライン付きボールねじ「ロボッテ」
2.4 保持器入りリニアガイドウエイ
2.5 工作機械用油流体軸受
2.6 超精密空気軸受
2.7 高DN値磁気軸受主軸
2.8 磁気浮上型遠心血液ポンプ
3節 動力伝達要素・運動変換要素
3.1 高効率小型遊星歯車減速機
3.2 四輪駆動車用ハイポイドギア
3.3 油静圧ねじ
3.4 世界最小の0.5mmリードボールねじ
3.5 高速静音ボールねじ
3.6 C/Cコンポジットを使用した自動車用クラッチの特性
3.7 転がり接触・直交軸回転駆動機構ローラドライブ
3.8 ノンバックラシ型ボール減速機
3.9 ベルトCVT
3.10 トロイダルCVT
3.11 精密減速機「波動歯車装置」
3.12 パラレルメカニズム
3.13 ギア比可変機構付きインターミディエイトシャフト
3.14 シリンダ形リニアモータ
4節 流体関連要素・配管要素・密封要素
4.1 ペットボトル
4.2 TALC缶
4.3 ヒートパイプ式ヒートシンク
4.4 アスベスト代替ガスケット
5節 検出要素
5.1 高精度回転振れセンサ
5.2 新型圧力センサ
5.3 磁気ディスク装置(HDD)
6節 動力供給要素(アクチュエータ)
6.1 超小型ギヤードモータ
6.2 マイクロマシニングによる超小型電磁モータの開発
6.3 マイクロ超音波モータ
6.4 最強磁石NEOMAX(高性能モータ・医療機器を支える)
6.5 ポキポキモータ
6.6 電動カミソリ用リニア振動アクチュエータ
6.7 楕円振動切削装置
6.8 超精密小型位置決め装置
6.9 磁気支持型アクチュエータ
6.10 人工筋肉
第5章 最近の実例からみる機械機器要素の加工技術
1節 鋳造、焼結、造形
1.1 金属光造形複合加工技術
1.2 鋼の連続鋳造における表面組織制御冷却法
1.3 アルミ合金ターゲット材のスプレイフォーミング技術
1.4 凍結鋳型鋳造の生産ライン
1.5 ピンホールフリーアルミニウム砂型鋳物技術
1.6 エアレーション・プリセットスクイズ方式生型造型機
2節 成型、塑性加工
2.1 高速精密プレス加工機
2.2 成形型内成膜技術
2.3 重荷重用レールの製造技術
2.4 屋根瓦形状のチタン成形加工技術
2.5 真空複層ガラス製造技術
2.6 新幹線先頭の打ち出し加工技術
2.7 超精密冷間鍛造順送加工技術
2.8 短納期低価格冷間鍛造技術
2.9 短納期低価格多工程プレス加工技術
2.10 ステアリングジョイントの冷間鍛造技術
2.11 多葉状二重管熱交換器の製造技術
2.12 不焼成漆喰セラミックス
3節 接合、接着
3.1 フラックス・ボイドレス鉛フリー半田技術
3.2 マグネ合金ねじの瞬間溶接技術
3.3 液晶基板の接着におけるシール材の処理方法
3.4 航空機用複合材料板
4節 機械加工
4.1 フライアイレンズ成形金型用全自動研磨技術
4.2 5軸複合加工機
4.3 エアロラップ法による鏡面研磨加工技術
4.4 極微小径穴加工技術
4.5 極小工具での高精度微細加工自動化
5節 熱処理、表面処理、成膜
5.1 真空浸炭と高周波焼入れ装置併用の熱処理技術
5.2 水素フリーDLC膜を成膜したバブルリフター
5.3 大面積DLC厚膜の成膜技術
5.4 最小ピッチのリードフレーム
5.5 薄膜太陽電池用プラズマCVDの製造技術
5.6 グラビア印刷
5.7 フィルム太陽電池の製造技術
5.8 CIS薄膜太陽電池の製造技術

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