設計品質,設計効率,設計リードタイム短縮,製品コストダウン,設計情報管理,人材育成,設計管理等へのつなぎ方を指導します。
新刊好評発売中!
くるみ製本(A4判・約110頁)
定価:15,200円(消費税込)+送料
※CD-ROM版、CD-ROM版+くるみ製本もあります。
◎編著:佐々木 伸
日本ビジネスブレーン(株)代表取締役
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●おすすめの言葉
製品設計では,製品のQCDの向上と設計業務の強化が求められます。さらに近年ではIoT等の幅広い対応が求められています。IoTは多くの産業や公共分野において多数のデータを集め,分析し,制御し,さらにAI(人工知能)により有益な知識を生み出し,ビジネスやサービスに新たな価値を創造し,産業や社会に革新をもたらします。この点では今後への対応は避けられません。そしてその際には総合的なシステムエンジニアリングと,その為に必要な多くの技術者との協業が求められます。
設計の最終結果は残っているが,どのようにしてそこへ到達したかという設計履歴情報がきちんと残っていない企業が多く,そのためにどんな設計検討をしたかが分からない。分からないままにそれらを流用するために,品質問題,コストアップ,繰り返しによるリードタイムの増大,多くの類似製品を作ってしまい共通化が進まない,日程が遅れる,設計負荷が過大化するといった問題を発生します。また新人設計者の育成もなかなか進まないという状況を招いています。
そこで製品と設計・開発プロセスの可視化の為に,設計者が考えるべき基本のステップとして,「機能―条件―方式・設計基準―仕様」を設定し,それに沿って設計履歴情報を可視化する方法をまとめました。これをもとにクオリティの高い設計を行うとともに,改善・改革手法につなぎ,質の高い設計や設計管理,改善・改革活動ができるようにしました。
●内容項目
- 1.設計の抱える問題と対策
- 1)設計改革の必要性
- 2)設計強化の5つの視点
- 3)設計作業の問題と原因
- 4)設計管理の問題と原因
- 5)設計プロジェクト管理の問題と原因
- 6)従来の可視化手法の問題点
- 7)設計における期待まとめ
- 2.設計情報の可視化モデル
- 1)設計のパターン分類と検討領域
- 2)商品企画から詳細設計までのプロセスと検討領域
- 3)設計プロセスの姿と必要な情報
- 4)設計情報の可視化モデル
- 3.設計情報可視化の基本的考え方
- 1)機能の表現の仕方
- 2)機能・条件の明確化による設計前提の表し方
- 3)設計前提を基にした製品仕様設定の表し方
- 4.設計情報可視化の仕方
- 1)ユニット基本仕様の可視化(基本設計)
- 2)ユニット基本仕様の可視化における配慮点
- 3)部品詳細仕様の可視化(詳細設計)
- 4)部品詳細仕様の可視化における配慮点
- 5)詳細仕様検討の段階での相互整合性の検討
- 5.設計情報を活用した改善・改革活動
- 1)商品企画への活用
- 2)要素技術開発への活用
- 3)技術管理への活用
- 4)改善活動への活用(製品コスト低減)
- 5)DRへの活用
- 6)標準化への活用
- 7)BOMへの活用
- 8)ナレッジマネジメントへの活用
- 9)ライフサイクルマネジメントへの活用
- 10)設計管理への活用
- 11)設計・開発リードタイム短縮への活用
- 12)設計プロセス改革への活用(コンカレントエンジニアリング)
- 13)設計プロセス改革への活用(フロントローディング)
- 14)設計プロセス改革への活用(協業設計,技術コミュニケーション)
- 15)設計情報システムへの活用
- 16)人材育成,組織体制への活用
- 6.手法の考察と適用例
- 7.今後へ向けて
- 8.おわりに
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