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1.コンクリート診断士の受験資格
コンクリート診断士は、既存のコンクリート構造物の劣化状況を調査・診断し、補修・補強・維持管理の計画・提案を行う専門技術者です。日本コンクリート工学会が認定する資格で、橋やビルなどインフラの長寿命化(ストックの再生・維持)に不可欠な存在であり、建設・インフラ分野で高難易度かつ需要の高い資格です。
【コンクリート診断士受験資格】

コンクリート工学会のHPより
2.コンクリート診断士試験の合格率
コンクリート診断士は、公益社団法人 日本コンクリート工学会により定められた資格であり、年に1回、資格認定試験が同学会により実施されています。
資格の重要性・必要性は年々高まるのに対し、合格率は技術士並みの大変厳しい結果が続いております。
直近6年間のコンクリート診断士試験の受験者数と合格者数、合格率の状況を示します。2020年(令和2年)は、新型コロナウイルスの影響で試験が延期になり、受験者数が少なくなっております。
合格率は、下表のとおり、例年15%前後となっております。
コンクリート診断士試験の合格率(2020〜2025年)
| 年度 |
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
| 2020年 |
2,973 |
484 |
16.3% |
| 2021年 |
3,611 |
576 |
16.0% |
| 2022年 |
3,474 |
557 |
16.0% |
| 2023年 |
3,412 |
535 |
15.7% |
| 2024年 |
3,217 |
536 |
16.7% |
| 2025年 |
3,030 |
537 |
17.7% |
試験方法は、①四肢択一式問題と②記述式問題の2つからなっており、合格基準は、試験実施機関では「①②のそれぞれについて、基準点を超えることが合格の要件となります。」とだけ公表されております。当センターの講座受講者の受験状況から推察しますと、択一式・記述式それぞれ65%前後の基準で、それ以上の成績の方が合格していると思われます。ただ、合格率が毎年一定していることから、年度により合格基準を変更して、合格率の調整を行っていることも考えられます。
コンクリート診断士の受験に際しては、日本コンクリート工学会が実施するコンクリート診断士講習会(現在はeラーニングで実施)を受講することが要件となっております。それでもこのような厳しい合格率が続いており、日本コンクリート工学会の講習受講だけでは、試験合格は困難であるというのが現状です。
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