Ｑ〔質問内容〕

校正の件でおうかがいします。
試験所で使用する試験機器は、新品で購入した場合、保証書はメーカーの成績書をもって、校正済みとしてよろしいのでしょうか。それとも、すべての試験機器について校正機関による校正証明書が必要なのでしょうか？

Ａ〔解答〕

新品であろうとなかろうと、国家又は国際標準にトレーサブルである証明が必要です。
従って、新規購入する場合はメーカーに、その証明を要求することになるでしょう。

上記のアンサーは、小センターで「ISOガイド25による校正機関・試験所認定 ―― 概要と効率的な認定のこつ ―― 」のセミナーの講師である岩田英夫先生にお願いいたしました。
なお、岩田先生著「校正機関・試験所のISOガイド25（ISO17025）適合マニアル ―― CD-ROM版品質マニュアル付き ―― 」（予約特価25,600円）が来春早々発刊されます。
ご興味のある方は、くわしい資料をお送りいたします。編集部までご一報下さい。

はじめに
第１章 　校正機関・試験所認定制度の概要
　　　1.1　日本における校正機関・試験所認定の現状
　　　1.2　認定機関と認定の仕組み
　　　1.3　現地審査

第２章　ISOガイド25の要求事項と要点
　　　2.1　組織及び経営
　　　2.2　品質システム、監査及び見直し
　　　2.3　職員
　　　2.4　施設及び環境
　　　2.5　設備及び標準物質
　　　2.6　測定のトレーサビリティ
　　　2.7　校正及び試験の方法
　　　2.8　校正・試験項目の取り扱い
　　　2.9　記録
　　　2.10　証明書及び報告書
　　　2.11　外部からの支援サービスと供給品
　　　2.12　外部からの支援サービスと供給品
　　　2.13　苦情
第３章　校正・試験の技術要件
　　　3.1　トレーサビリティ
　　　3.2　不確かさ
　　　3.3　技能試験

第４章　システム構築と運用
　　　4.1　システム立案
　　　4.2　システム運用
　　　4.3　見直し

第５章　品質マニュアルの書き方と文例
　　　5.1　文章記載の基本
　　　5.2　品質マニュアルの校正
　　　5.3　記述のポイント

第６章　ISOガイド25の改定
　　　6.1　ISO17025の規格（案）構成
　　　6.2　ISOガイド25とISO17025の違い

付属書（品質マニュアル見本）

あとがき