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プロジェクト・マネジャー・コンピテンシー開発体系
第2版


   
プロジェクトマネジメント協会 著
PMI東京(日本)支部 監訳
A4判・90頁
定価:4,000円(消費税込)+送料


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本書の内容と特徴

本標準は,2002年に出版したプロジェクトマネジメント・コンピテンシー開発体系において開発したフレームワークを基本としている。プロジェクト・チームが2004年前半に発足した時,プロジェクトマネジメント協会(PMI)は,PMP認定プロセスを支援するため大規模な調査プロジェクトを完了させつつあった。その役割概説研究の結果がPMP試験規定となった。この研究では,プロジェクトマネジメント業界ではプロジェクトを知識エリアの観点よりもむしろプロセスの観点から見ていたことが示された。
結果として,PMCD体系プロジェクト・チームは,次の事項を達成した改訂文書を作成することを求められた。

  • プロジェクトマネジメント・コンピテンシー開発体系第2版をPMP試験規程と十分に整合させること
  • プロジェクトマネジメント・コンピテンシー開発体系第2版をPMBOKガイド第3版と整合させること
  • 初版で活用されたフレームワーク,特に人格コンピテンシーの成果を踏まえること
  • コンピテンスを示すために必要な証拠の例を提供すること
  • コンピテンスを向上させるための章を強化すること
  • プロフェッショナルな責任と倫理を含めること
本標準は実践コンピテンシーの構成を再編成して再構築した。PMCD体系における実践コンピテンシーは今回,プロセスの観点から見ることになり,モデルはより簡単で使いやすいものになった。人格コンピテンシーの節は,今回プロフェッショナルの責任や倫理を加え,プロジェクトマネジメントの人格コンピテンシーを反映させて改訂した。コンピテンシー向上に関する章には,今回,査定,個人の成長,学習のためのモデルを含んでいる。
私たちは,この機会にこのプロジェクトに参加した多くのボランティアに感謝したい。ボランティアたちの献身的な努力により,プロジェクトマネジメント・コミュニティーに,個々のプロジェクト・マネジャーやプロジェクトマネジメント組織がプロジェクトマネジメント・コンピテンシーの現在のレベルを査定するために利用できる標準を提供できることになった。さらに本標準は,論理的で体系化されたやり方で将来の向上を計画するためのインプットとして活用できる。

クリス・カートライト(Chris Cartwright)
プロジェクト・マネジャー
PMCD体系プロジェクト・チーム
 
マイケル・インガー(Michael Yinger)
副プロジェクト・マネジャー
PMCD体系プロジェクト・チーム


目   次

第2版への前書き
第1章 序論
1.1 PMCD体系の目的
1.2 対象となる読者
1.3 プロジェクト・マネジャーのコンピテンスとは
1.3.1 PMCD体系で扱うコンピテンシー
1.3.2 その他のコンピテンス
1.3.3 PMCD体系の補完
1.4 PMI標準とPMCD体系との整合
1.5 PMCD体系の設計
1.6 PMCD体系の構成
1.6.1 コンピテンス・ユニット
1.6.2 コンピテンス要素
1.6.3 パフォーマンス基準
1.6.4 証拠の形態
1.7 PMCD体系の適用
第2章 実践コンピテンシー
2.1 実践コンピテンシーの目的
2.2 実践コンピテンシーの構成
2.3 パフォーマンス基準と証拠の形態
2.4 実践コンピテンスのユニット
1.0 コンピテンス・ユニット プロジェクトの立上げ
   要素1.1 プロジェクトが組織の目的と顧客のニーズに整合している
   要素1.2 スコープ記述書暫定版がステークホルダーのニーズと期待を反映 している
   要素1.3 ハイレベルのリスク,前提条件と制約条件が理解される
   要素1.4 ステークホルダーが特定され,そのニーズが理解される
   要素1.5 プロジェクト憲章が承認される
2.0 コンピテンス・ユニット プロジェクトの計画
   要素2.1 プロジェクト・スコープが合意される
   要素2.2 プロジェクト・スケジュールが承認される
   要素2.3 コスト予算が承認される
   要素2.4 プロジェクト・チームの役割と責任が特定され,合意される
   要素2.5 コミュニケーション・アクティビティが合意される
   要素2.6 品質マネジメント・プロセスが確立される
   要素2.7 リスク対応計画書が承認される
   要素2.8 統合変更管理プロセスが定義される
   要素2.9 調達計画書が承認される
   要素2.10 プロジェクト計画書が承認される
3.0 コンピテンス・ユニット プロジェクトの実行
   要素3.1 プロジェクト・スコープが達成される
   要素3.2 プロジェクト・ステークホルダーの期待がマネジメントされる
   要素3.3 人的資源がマネジメントされる
   要素3.4 品質が計画に照らしてマネジメントされる
   要素3.5 物的資源がマネジメントされる
4.0 コンピテンス・ユニット プロジェクトの監視・コントロール
   要素4.1 プロジェクトが追跡され,状況がステークホルダーに連絡される
   要素4.2 プロジェクトの変更がマネジメントされる
   要素4.3 品質が監視されコントロールされる
   要素4.4 リスクが監視されコントロールされる
   要素4.5 プロジェクト・チームがマネジメントされる
   要素4.6 契約が管理される
5.0 コンピテンス・ユニット プロジェクトの終結
   要素5.1 プロジェクト成果が受領される
   要素5.2 プロジェクト資源が解放される
   要素5.3 ステークホルダーの認識が測定され分析される
   要素5.4 プロジェクトが公式に終結される
第3章 人格コンピテンシー
3.1 人格コンピテンシーの目的
3.2 人格コンピテンシーの構成
3.3 パフォーマンス基準と証拠の形態
3.4 人格コンピテンスのユニット
6.0 コンピテンス・ユニット:コミュニケーション能力
   要素6.1 ステークホルダーに対する積極的傾聴,理解,応答
   要素6.2 コミュニケーションのつながりを維持する
   要素6.3 情報の品質を確保する
   要素6.4 相手に合わせてコミュニケーションを調整する
7.0 コンピテンス・ユニット:指導力
   要素7.1 高いパフォーマンスを促進するチーム環境を創出する
   要素7.2 効果的な関係を構築し維持する
   要素7.3 プロジェクト・チーム・メンバーを動機付けし,指導をする
   要素7.4 プロジェクトの遂行における責任を果たす
   要素7.5 必要とされるときに影響力のスキルを発揮する
8.0 コンピテンス・ユニット:マネジメント能力
   要素8.1 プロジェクト・チームを形成し,維持する
   要素8.2 組織的な方法でプロジェクト成功のために計画しマネジメントする
   要素8.3 プロジェクト・チームやステークホルダーの関与するコンフリクトを解消する
9.0 コンピテンス・ユニット:認識能力
   要素9.1 プロジェクトを俯瞰的に捉える
   要素9.2 問題や課題を効果的に解決する
   要素9.3 適切なプロジェクトマネジメントのツールと技法を使用する
   要素9.4 プロジェクトの成果を改善するための機会を追求する
10.0 コンピテンス・ユニット:効果性
   要素10.1 プロジェクトの問題を解消する
   要素10.2 プロジェクトのステークホルダーの関与,動機付け,支援を維持する
   要素10.3 プロジェクト・ニーズに合わせて臨機応変に対応する
   要素10.4 必要に応じて自己主張する
11.0 コンピテンス・ユニット:プロ意識
   要素11.1 プロジェクトへのコミットメントを表明する
   要素11.2 誠実さをもって行動する
   要素11.3 適切な方法で個人やチームの困難に対処する
   要素11.4 多様な要員をマネジメントする
   要素11.5 客観的に個人と組織の課題を解決する
第4章プロジェクト・マネジャーのコンピテンス向上策
4.1 査定の厳密さ
4.2 手順1:パフォーマンスの査定
4.2.1 組織レベルでの査定
4.2.2 査定ログ
4.3 手順2:コンピテンス向上計画の準備
4.3.1 向上の必要性への取組み方法
4.3.2 コンピテンス向上計画
4.4 手順3:PMコンピテンス向上計画の実施
4.4.1 計画した活動の完了
4.4.2 計画の実行監視
4.4.3 計画の支援
4.4.4 計画の実行評価
4.5 まとめ
付録A PMCD第2版の変更箇所
付録B PMCD体系の進化について
付録C PMCD第2版の貢献者と校閲者
参考文献
用語集
索 引
図表一覧
図1-1.PMCD体系におけるコンピテンス次元
図1-2.PMCD体系の補完
図1-3.PMCD体系とPMI出版物との整合点
表1-1.PMCD体系とPMIリソースとの整合点
図1-4.PMCD体系の概要図
図1-5.PMCD体系におけるコンピテンス・ユニットの構成
図2-1.実践コンピテンスの5つのユニット
図2-2.実践コンピテンスのユニットと要素
図2-3.要素,パフォーマンス基準,証拠の形態の例
表2-1.実践コンピテンス−プロジェクトの立上げ
表2-2.実践コンピテンス−プロジェクトの計画
表2-3.実践コンピテンス−プロジェクトの実行
表2-4.実践コンピテンス−プロジェクトの監視・コントロール
表2-5.実践コンピテンス−プロジェクトの終結
図3-1.人格コンピテンシー
図3-2.コンピテンス要素の構成
図3-3.人格コンピテンスのユニット
表3-1.人格コンピテンス−コミュニケーション能力
表3-2.人格コンピテンス−指導力
表3-3.人格コンピテンス−マネジメント能力
表3-4.人格コンピテンス−認識能力
表3-5.人格コンピテンス−効果性
表3-6.人格コンピテンス−プロ意識
図4-1.コンピテンス向上プロセス
図4-2.査定ログのサンプル
図4-3.コンピテンス向上計画の一部分の例
表A-1.構成変更
表A-2.名称変更
表A-3.第1章の変更箇所
表A-4.第2章の変更箇所
表A-5.第3章の変更箇所
表A-6.第4章の変更箇所


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