開発の死の谷に落ち込まないための商品開発手法「STEP BY STEP 法」公開
講師: |
高部 茂 氏
(株)IHI回転機械 大型回転機事業部 品質保証部長 |
日時: |
平成25年3月12日(火) 10:00〜17:00
1日集中講座 |
受講料: |
42,000円(消費税込) |
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(テキストおよび昼食を含みます。) |
会場: |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめとセミナーのポイント
日本企業の開発にかける姿勢は積極的なものがあり,企業の研究開発費は多くの額が支払われているが,こと商品になって利益を生み出すところまでに至った事例は,千三(せんみつ)と言われるように,千に三つというような成功率であると言われている。
この成功率の低さは,次の三つの原因のどれかに該当すると,利益を生む商品開発に成功できず,「開発の死の谷」に落ち込んでしまう。
- 本当にお客様の利益になるテーマでない。
- お客様の許容する販売価格でない。
- お客様の必要とするタイミングに合わない。
開発の死の谷とは,研究のステージから商品化を目指した商品開発に開発ステージが進む際に,上記の三つの原因のどれかに阻まれて,開発が失敗の谷に転落することを述べたものである。本セミナーでは,三つの原因をクリアして開発を商品化のステージまで進め,利益の出る商品に育てるための開発の方法「STEP BY STEP 法」と,その開発を率いるリーダーの思考方法についてもお話しし,皆さんの開発の現場で役立つ事例を解説するものです。
是非,ご受講ください。
●セミナープログラム
- 1.最近の商品開発に関する成功率
- 1)本セミナーで説明する商品開発とは
- ・機械系(とくに回転機械)を中心とした構成で説明
- ・商品の価値は性能・機能・耐久性と価格
- ・商品開発と研究開発
- 2)研究開発に着手されたものの内,商品として世に出て,十分な利益をあげられるものは千に三つしかないと言われる
- 2.商品開発のあるべき姿
- 1)お客様が必要とする価値あるものを適正な価格で開発する
- 3.現在の一般的な商品開発手法の問題点
- 1)本当にお客様の利益になるテーマでない
- 2)お客様の許容する販売価格でない
- 3)お客様の必要とするタイミングに合っていない
- 4.商品開発をスピード感を持って達成する「STEP BY STEP 法」
- 1)開発テーマの選定
- ・そのテーマは本当にお客様のメリットになるか
- ・性能・機能は無論のこと,コストも最初から目標を設定する
- ・マーケティングの本質は営業を不要にすること
- ・社外の意見に耳を傾けることの重要性
- 2)コストも最初から作りこんでゆく
- ・コスト試算は何回もする
- ・コストと商品性のトレードオフ
- ・社外で調達することと社内で開発すること
- 3)後戻りのない開発の実際
- ・開発のフロー図を書いてみる
- ・開発要素の優先順位付けをする
- ・開発のスケジュール表をつくる
- ・開発要素・評価ごとの報告書をつくる
- ・週一回の開発進捗確認会議(デザインレビュー)
- ・開発チームのメンバーは全体の開発状況を知る必要がある
- 5.商品開発を成功させるリーダーの条件
- 1)一人ではできないことも味方がいればできる
- ・味方をつくるコツ 日和見な中間派をこちら側に引き寄せる
- 2)リーダーに必要な条件
- ・人の強みと弱みを知ること
- ・強みを生かし,強みを伸ばす
- ・弱みを殺し,弱みは代わってもらう
- ・百万の敵がいても我行かん
- ・最後は,成功するまでやめないことに尽きる
- 3)次のリーダーをつくる
- ・視野の広さと深さが重要
- ・毎日がチャレンジの連続
- ・沢山の失敗こそ成功の秘訣
- ◎ 質疑応答
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