戻るホームへ戻るセミナー
 

図面完成後のコスト見積りでは低コスト化はできない

図面を描く前の部品費と型費の概算見積り法


   

国際競争に負けないために!!
概算見積りができれば材料決定も容易となる!機械技術者必聴!

講師: 國井良昌
國井技術士設計事務所 所長
技術士 機械部門/設計工学
日時: 平成27年4月16日(木) 10:00〜17:00
1日集中講座
受講料: 42,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます)
会場: 新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図

※録音・録画はご遠慮下さい。


受講申込 このボタンをクリックするとすぐにお申込ができます。
セミナーのお申込は買い物カゴには入らず直接お申込入力となります。

●受講のおすすめ

急激に技術力を身につけた隣国をはじめ,世界のどの工業国でも限りなく高品質(Q)の商品を開発できる実力を有しています。そこに,「C(コスト)」と「D(期日)」と「Pa(特許)」を加味する商品開発のストラテジーを有してはじめて,競争の土俵にのぼることができる時代となりました。特に「C」に関しては,熾烈な競争が展開されています。
コスト競争に勝つために、多くの企業では「低コスト化活動」が盛んですが、よく出るアイデアが「二体部品の一体化」や「金属部品の樹脂化」ですが、本当にコスト化が図れるのでしょうか?このような図面がないシーンでも、およそのコスト型費の概算見積りが設計者や生産技術者に求められています。この概算見積りを「設計見積り」といいます。
また、100円ショップのオーナーから「50cmの定規を設計してほしい」との注文があったとき、図面を描く前の構想段階で、あなたはその材料と加工法を理解して定価100円に対する原価をもとめ、設計の目標コストを決定し、材料選択をはじめ、設計が可能か否かを判断する必要があります。前述同様に、この概算見積りを「設計見積り」といいます。
そこで本セミナーは、やさしい講義と豊富な演習でこれらの要望に対応できる技能を養成いたします。
是非、ご受講下さい。講師派遣もOKです。

【コンセプト】
いまや,どこの工業国も「Q(品質)」に関しては,最高レベルの技術を提供できる。そこに,「C(コスト)」と「D(期日)」と「Pa(特許)」を加味した商品開発のストラテジーが求められ,特に「C」の差別化が重要である。そこで,技術者の「見積り力」をパワーアップする必要がある。

【手段】
多くの事例から,「設計見積り」を理解する。やさしい実習課題で,何度も計算してみる。

【目標】
自分が設計した部品や生産担当する部品が,およそいくらかの「設計見積り」ができる技術者の育成をめざす。
※電卓,定規,蛍光ペンを必ず持参してください。


●セミナープログラム

1.加工知識と見積り力でコストの目利きを養う
1)図面を描く前にコストが読める設計者になろう
  ・自分が設計した部品コストがおよそいくらかを知る。
2)詳細な原価計算ではなく,設計者が把握すべきは「概算見積り」
  ・部品費=材料費+加工費……この式で十分!
3)設計者がコスト見積りを学ぶポイントとは
  ・汎用性の高い板金,樹脂,切削部品のコスト見積りを学ぶ。
  ・設計時に必要な概算見積りができる力を身につける。
  ・開発の初期段階や既存部品の低コスト化検討にも活かせる。
2.板金加工部品の概算見積り
1)まずは板金の加工法を理解する
  ・設計者に必要なのは頻度の高い加工法だけで良し!
  ・打ち抜き/曲げ/絞り/溶接だけを理解すれば良い。
2)精度・公差を知る
  ・公差はコストと密接に関係している。
3)材料費の概算見積り
  ・素材の種類によるコスト係数を知る。
4)加工コスト・型費の概算見積り
  ・単発型を用いた場合の部品加工費と型費の見積り方法
  ・順送型を用いた場合の部品加工費と型費の見積り方法
5)量産効果の「見える化」でコストの増減を理解する
6)100円ショップの商品で見積り演習をしてみよう!
  ・板金加工部品の概算見積り
  ・型費の概算見積り
  ・スポット溶接の概算見積り
3.樹脂成形部品の概算見積り
1)次に樹脂加工法を理解する
  ・設計者に必要なのは頻度の高い加工法だけで良し!
  ・樹脂部品は,射出成形だけを理解すれば良い
2)樹脂成形における加工精度について
  ・公差はコストと密接に関係している。
3)材料費の概算見積り
  ・素材の種類によるコスト係数を知る。
4)樹脂部品の製造コスト,型代の概算見積り
5)量産効果の「見える化」でコストの増減を理解する
6)100円ショップの商品で見積り演習をしてみよう!
  ・樹脂部品の概算見積り
  ・型費の概算見積り
4.切削加工部品の概算見積り
1)最後は切削加工法を理解する
  ・設計者に必要なのは頻度の高い加工法だけで良し!
  ・研削,フライス,旋盤だけを理解すれば良い
2)研削と切削の境界を知る
  ・加工精度の境界がコストの境界
3)材料費の概算見積り
  ・素材の種類によるコスト係数を知る。
  ・切削部品の製造コストの概算見積り
4)切削部品の製造コストの概算見積り
5)量産効果の「見える化」でコストの増減を理解する
6)100円ショップの商品で見積り演習をしてみよう!
  ・軸の加工コストの概算見積り
  ・材料取り,外径加工,溝加工,その他
◎ 質疑応答

戻るホームへ戻るセミナー