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リーダーのための新人設計者短期戦力化への必須知識

「設計の経験則」教育の上手な進め方


   

設計担当者が苦心して蓄積したノウホワイ(Know-Why)とノウハウ(Know-How)を
どう継承,活用させるか!!

講師: 伊豫部将三
伊豫部技術士事務所所長
技術士・機械部門
設計力向上委員会代表
日時: 平成26年9月3日(水) 10:00〜17:00
1日集中講座
受講料: 42,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます。)
会場: 新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図

※録音・録画はご遠慮下さい。


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●受講のおすすめ

設計の経験則とは,機械・電気・化学・建設分野などの商品・製品・装置・部品の開発・設計・生産準備・製造・施工・保全・運用を通し,それぞれの企業の担当者が,毎日の仕事の中で,苦労して思考錯誤と試行錯誤しながら積み上げ蓄積したノウホワイ(Know-Why)と,ノウハウ(Know-How)部分のことを言う。
ここでノウホワイ(Know-Why)とは,商品・製品・装置・部品へ作り込みが要求される機能(用途・目的・働き)を実現するために,物理法則・工学上の効果などの現象を,如何に的確に役立つ様に,原理・方式・構造・材料・処理・形状組合せなどを選択する部分を言う。またノウハウ(Know-How)とは,選択した原理・方式・構造・材料を,顧客が満足する商品・製品・装置・部品・要素機能を実現しながら,安全性・寿命・信頼度・精度品質・目標コストを如何に実現するか,の選択部分である。
前述の商品・製品・装置・部品開発・設計取り組み時に,先輩技術者が永い時間と経験で築き上げたノウホワイ(Know-Why)とノウハウ(Know-How)である経験則の活用がコストダウン・短納期・高機能・高品質確保に役立つ。またこれを新人や後へ続く開発・設計・生産技術者へ適切に技術伝承することが,新人の短期戦力化を進める上で同時に大切となる。
これら経験則を社内教育で事前修得実施,教育不備を補う手順書・基準書・手本図・標準図・等の技術資料類整備と活用義務付け,上司・先輩リーダーによる着手前の注意点指導の適切実施ができず不備・不足等がある場合には,DR0(基本仕様内容確認),DR1(故障予測と事前検証内容確認),DR2(工法・精度・コスト選択法確認),出図前検図(図面内容確認)時の指摘により手戻り・手直し発生,出図後の製造・取引先からの製造クレームによる手戻り・手直し図書差し替え発生,立会・検収時客先指摘による手戻り・手直し(追加出図手配)発生,出荷後の市場クレームによる手戻り・手直し(不具合対応処置)発生等で,納期遅れやコストアップを繰り返す結果になります。前記手戻り・手直しによる設計消失時間は多くの企業で30%に及び,各種クレームによる損失金額は売上の2%を超える共通の現実実態があります。
本セミナーでは,講師の実体験を許に101テーマのケーススタディで,[1]・経験則の根拠,[2]・知らない場合の問題点,[3]・適用・応用上の注意点,[4]・活用した場合の効果,などの説明・紹介を通し,新人設計者や教育担当者,リーダーが是非知って置かなければならない内容を,具体的に分かり易く解説・指導致します。
是非ご受講下さい。


●セミナープログラム

◎ 商品・製品設計に必要な経験則101
1・10度C温度上昇寿命半減則
2・嵌め合い隙間1/5000最適則
3・機械的性質向上調質有効則
4・硬さ向上C増加有効則
5・機械的性質焼き戻し温度支配則
6・硬さ対疲れの比18則
7・引っ張り対比45則
8・焼き入れ度合い対降伏比逆比則
9・疲れ強さ最大HRC45則
10・高温時機械的性質温度影響則
11・切り欠き0・5o疲れ半減則
12・低温時引っ張り強さ増加則
13・切り欠き部材の焼き戻し温度と疲れ関連則
14・結晶粒対疲れ強さ(疲労限)逆比則
15・耐疲労表面仕上げ有効則
16・腐食下の疲れ無抵抗則
17・耐衝撃確保C0・7以上回避則
18・焼き入れ度対衝撃比例則
19・−60度C耐衝撃無抵抗則
20・中圧・中速接触時の耐摩耗C0・9選択則
21・高圧・低速接触時の耐摩耗C0・9回避則
22・切り欠き靱性合金元素影響則
23・低温時の耐衝撃確保ステンレス有効則
24・耐食性確保ステンレス有効則
25・ステンレスの降伏比向上加工度有効則
26・Al材の疲れ強さ(疲労限)材種無関係則
27・黄銅の機械的性質加工率影響則
28・Al青銅の機械的性質Al%影響則
29・鋼板の限界絞り比2以下確保則
30・プレス打ち抜き剪断抗張力確保則
31・抜き穴・外形精度クリアランス影響則
32・箱曲げ角隅割止め穴必然則
33・板材曲げ加工時の反り必然則
34・抜き穴間隔最小2倍則
35・V曲げ時の精度確保コイニング選択則
36・V曲げ時の伸び代曲げ角度影響則
37・シャー剪断時の直角度シャー角支配則
38・打ち抜き品の穴抜きばり逆向き則
39・絞り品の表面積ブランク面積同一則
40・加工時硬化材種毎のn値(加工硬化係数)支配則
41・絞り品の置き割れ残留応力影響則
42・Al管の最小曲げ半径肉厚比例則
43・絞り型空気抜き必然則
44・プレス時の安全確保無人化必然則
45・十字隅肉溶接強度70%則
46・突き合わせ継ぎ手開先1/2確保則
47・溶接熱影響部衝撃低下則
48・溶接熱影響部引っ張り強さ向上則
49・溶接割れ防止予熱と応力除去焼鈍必然則
50・溶接熱影響回避則
前記を含め,全部で101の経験則事例をご紹介
◎ 質疑応答

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