追加条項を知れば準備万端。そのための効率的な準備表を提供します。
講師: |
田邉 康雄 氏
IRCA認定OH&Sプリンシバル【主幹】審査員
IRCA認定OH&S審査員トレーニングコース認定審査員
日本労働安全衛生コンサルタント会安全衛生マネジメント監査員研修修了 |
日時: |
平成26年10月28日(火) 13:00〜17:00
特別集中講座 |
受講料: |
25,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。 |
会場: |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめ
労働安全衛生マネジメントシステムの欧州版規格OHSAS18001が1999年に発行されました。
しかし簡単にいうとISO14001の「環境側面」条項を「ハザード特定⇒リスクアセスメント⇒リスク低減策」に変更しただけの規格でした。一方,従来OHSASがISOにならなかった理由は,ILOの反対があったからだと漏れ聞いています。この状況下で現在の日本においては,OHSAS18001と厚生労働省指針第113号が並んで走っています。
しかしILOには厚生労働省も加入しています。そのILOが参加して作成されたISO45001が発行されると,今後は国内でISO45001に一本化されることが必定です。そして厚労省は指針第113号に変えてISO45001を強く推奨すると予想されます。現在ISO45001は,ドラフトが発行(2014年7月17日)されただけの段階ですが,二年後の2016年には正式に発行される予定であると言われています。よって今からドラフトの概略を知って準備しておけば,円滑な移行を図ることができます。
2014年1月に発生した三菱マテリアル四日市工場における高純度シリコンプラントの爆発火災に対する事故調査委員会は,その最終報告書(2014年6月12日)において「本社が積極的に
関与した安全衛生マネジメントシステムを構築し,PDCAサイクルを回すことにより継続的な
改善につなげよ」と求めています。ここで求められている「本社の積極的関与」は,ISO45001が
求めている「トップのリーダーシップ」そのものであり,OHSAS18001には無かった要求事項です。
●受講をおすすめする方
- 現在工場において厚労省指針113号,あるいはOHSAS18001にもとづく労働安全衛生
マネジメントシステムを運営している企業の本社・工場の安全環境の部長とスタッフ,
ならびに,これから労働安全衛生マネジメントシステムの導入を考えている企業の
安全環境部スタッフ
- これからISO45001のコンサルティングを手掛けたいと考えている,
技術士,安全コンサルタント,またはISO14001/9001審査員補以上の資格者
本件のさらなる詳細に関する出張講習(内部監査員研修等)は当センターへ御相談ください。
●セミナープログラム
- 1.歴史的変遷と現在の動き(速報)
- BS7750⇒BS8750⇒BS8800⇒OHSAS18001⇒ISO45001
- 2.予想される新要求事項
- 1)コンテックス
- 2)トップのリーダーシップとコミットメント
- 3)体系的リスクアセスメント
- 4)設備/組織の変更管理
- 5)従業員の安全意識向上
- 6)アウトソーシング管理
- 7)エマージェンシー管理
- 8)全員参加
- 3.OHSAS18001とISO45001ドラフトとの概略比較
- 1)18001PDCA図
- 2)45001PDCA図
- 4.お勧めする準備方法(準備表)
- 1)チェックリスト
- 2)その記入方法
- 5.最小限の努力で移行する方法
- 1)現有システムのフル活用
- 2)最低限の適合という姿勢
- 3)最低限適用方法
- 4)指摘を好む審査員への防御策(アウトソーシング内部監査の活用)
- 6.移行した後,ISO45001を有効に活用して,労働災害と物損を減少させる方法
- 1)経営トップの安全知識の積み増し
- 2)モラルハザードの排除
- 3)人命尊重第一の姿勢
- 4)リスクの「欧米流」理解
- 5)PDCAの「欧米流」理解
- 6)経営会議の活用
- ◎ 質疑応答
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