ライフサイクル短縮化やバリエーション拡大に対応する 在庫削減と在庫基準設定のすすめ方
講師: |
佐々木 伸 氏
日本ビジネスブレーン(株)代表取締役
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日時: |
2020年9月8日(火) 10:00〜17:00
1日集中講座 |
受講料: |
43,000円(消費税込) |
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(テキストおよび昼食を含みます。) |
会場: |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
地下鉄有楽町線 麹町駅徒歩5分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめ
製造業から流通業にいたるまで,商品のライフサイクルの短縮化やバリエーションの拡大に伴い,在庫削減の重要性は益々強くなってきています。
しかし在庫削減の要望は過去からの基本的な課題として認識されていながら,ほとんどの企業で満足するレベルになっていないのも事実でしょう。
製造業の基本的問題として,QCDが挙げられ,とかく在庫の問題が後回しになっています。
確かに生きている在庫は,生産の効率向上や顧客の要望を満足させるために必要でしょう。 しかしそのような在庫は正しい在庫基準に沿って設定されているでしょうか?
例えば,一度欠品を起こしたために,過剰に在庫を抱えてしまっている企業を多く見受けます。
一方で,死蔵在庫,長い間停滞している在庫の増大が首を絞めている企業も見受けます。 例えば,ライフサイクルが約1年の家電商品で,その終息のタイミングが製造と販売で合わせられないために,過大な在庫を抱えてしまった等の悲鳴を聞きます。
本講座では,
- 適正在庫設定を目指した基本的な在庫基準の決め方を十分理解いただく
- 改善のための在庫削減手法の紹介
- 過大な在庫を持たずに,顧客満足度向上と業務効率の両立を狙ったSCMの紹介
を通して在庫管理に携わっている方々のご支援をしたいと考えております。
●セミナープログラム
- 1.経営と在庫
- 1)事業成功要因と管理指標体系(在庫の位置付け)
- 2)ROAからの管理指標体系(在庫の位置付け)
- 3)経営からみた管理指標体系(在庫の位置付け)
- 2.在庫の発生と必要性
- 1)在庫発生ポイント
- 2)ライフサイクルと在庫の関係
- 3)生産形態種類と在庫の関係
- 4)生産形態と在庫の必要性
- 3.在庫の目的・メソッド・デメリット
- 1)在庫の目的とメリット
- 2)在庫のデメリット
- 3)在庫過多の原因例
- 4.在庫の種類
- 1)受注特性と在庫への要望
- 2)受注特性と在庫への要望(自動車部品での例)
- 3)在庫の区分
- 5.在庫の管理指標
- 1)在庫回転率,回転期間
- 2)在庫金額(=在庫数量*単価)
- 3)在庫精度
- 4)在庫精度の悪くなる原因
- 6.在庫を決める業務方式
- 1)発注方式
- 2)予測方式
- 7.在庫基準
- 1)在庫を変動させる要素
- 2)在庫基準とは,
- 3)在庫発注方式
- 4)ロット在庫と安全在庫(=適正在庫)
補足:統計学の基礎
- 5)発注点
演習問題
- 6)発注量
- 7)平均在庫量,最大在庫量
- 8)在庫の層別管理
- 8.在庫管理手法
- 1)生産形態と在庫/納期遵守率
- 2)生産管理システムでの生産区分と在庫の対応
- 3)在庫最小,納期遵守率最高を目指した製品体系構成例
- 4)生産計画・発注・納入方式
- 5)現品管理
- 6)情報システム
- 9.在庫削減方式
- 1)在庫削減策体系
- 2)在庫削減の考え方
- 3)在庫削減対策(例)
- 4)個別在庫削減案体系
- 5)在庫層別と在庫管理方法
- 6)リードタイムの短縮
- 7)ライン編成形態
- 8)混流生産
- 9)多能工化
- 10)小ロット化
- 11)生産性向上
- 12)計画サイクル,計画対象期間の短縮(月次,週次)
- 13)購買リードタイム短縮
- 14)物流改善
- 15)情報システム活用
- 16)廃棄基準
- 17)商品特性から見える改革活動体系例
- 18)具体的在庫削減手順
- 10.SCM概要と在庫
- 1)SCMとは
- 2)SCMでのプロセス分析手法
- 3)SCM分析例
- 4)SCM構築例
- 5)SCM指標例
- 6)SCM構築ステップ
- 7)サプライチェーン構造の整理と管理方法の検討
- 8)SCMツール
- 11.まとめ
- ◎ 質疑応答
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