最小限の努力で移行する方法とそのための効率的な準備表を提供します。
講師: |
田邉 康雄 氏
IRCA認定OH&Sプリンシバル【主幹】審査員
IRCA認定OH&S審査員トレーニングコース認定審査員
日本労働安全衛生コンサルタント会安全衛生マネジメント監査員研修修了 |
日時: |
平成28年11月8日(火) 10:00〜17:00
1日集中講座 |
受講料: |
42,000円(消費税込) |
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(テキストおよび昼食を含みます。) |
会場: |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめ
労働安全衛生マネジメントシステムの欧州版規格OHSAS18001が1999年に発行されました。しかし簡単にいうとISO14001の「環境側面」条項を「ハザード特定⇒リスクアセスメント⇒リスク低減策」に変更しただけの規格でした。一方,従来OHSASがISOにならなかった理由は,ILOの反対があったからだと漏れ聞いています。この状況下で現在の日本においては,OHSAS18001と厚生労働省指針第113号が並んで走っています。
しかしILOには厚生労働省も加入しています。そのILOが参加して作成されたISO45001が発行されると,今後は国内でISO45001に一本化され,早ければ2017年6月には正式に発行されます。よって今からドラフトの概略を知って準備しておれば,円滑な移行を図ることができます。
2014年1月に発生した三菱マテリアル四日市工場における高純度シリコンプラントの爆発火災に対する事故調査委員会は,その最終報告書(2014年6月12日)において「本社が積極的に関与した安全衛生マネジメントシステムを構築し,PDCAサイクルを回すことにより継続的な改善につなげよ」と求めています。ここで求められている「本社の積極的関与」は,ISO45001が求めている「トップのリーダーシップ」そのものであり,OHSAS18001には無かった要求事項です。
<受講をおすすめする方>
- 現在工場において厚労省指針113号,あるいはOHSAS18001にもとづく労働安全衛生
マネジメントシステムを運営している企業の本社・工場の安全環境の部長とスタッフ, ならびに,これから労働安全衛生マネジメントシステムの導入を考えている企業の 安全環境部スタッフ
- これからISO45001のコンサルティングを手掛けたいと考えている,技術士,
安全コンサルタント,またはISO14001/9001審査員補以上の資格者
本件のさらなる詳細に関する出張講習(内部監査員研修等)は当センターへ御相談ください。
●セミナープログラム
- 1.OHSAS18001とISO45001概略比較
- 1)18001PDCA図
- 2)45001PDCA図
- 2.45001要求事項の概略説明
- 1)条項の項目比較表
- 2)概略説明
- 序文
- 0.1 背景
- 0.2 目的
- 0.3 成功への鍵
- 0.4 PDCA
- 0.5 ISO45001のコンテンツ
- 1.適用範囲
- 2.引用規格
- 3.用語と定義
- 4.組織の置かれた「変化する状況(コンテクスト)」
- 5.経営者のリーダーシップ
- 6.計画立案
- 7.システムを支える要素
- 8.作業(オペレーション)
- 9.健康安全活動成績の客観化(エバリエーション)
- 10.改善
- 3.新設/強化要求条項の説明
- 1)コンテックス
- 2)トップのリーダーシップとコミットメント
- 3)体系的リスクアセスメント
- 4)変更管理
- 5)安全意識向上
- 6)アウトソーシング管理
- 7)危機管理
- 4.お勧めする準備方法(表)
- 1)チェックリスト法
- 2)その記入方法
- 5.最小限の努力で移行する方法
- 1)現有システムのフル活用
- 2)最低限の適合という姿勢
- 3)最低限適合方法
- 4)指摘を好む審査員への防御策
- 6.移行した後,ISO45001を活用して,労働災害と物損を減少させる方法
- [1] 経営トップの安全知識の積み増し
- [2] モラルハザードの排除
- [3] 人命尊重第一の姿勢
- [4] リスクの「欧米流」理解
- [5] PDCAの「欧米流」理解
- [6] 経営会議の議題に安全を盛り込む
- ◎ 質疑応答
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