講師の体験的ノウハウをベースによく使われる要素部品の使用上・取付け上の注意点や コツをわかりやすく解説指導します!!
講師: |
渡辺康博 氏
渡辺経営技術研究所所長 技術士・経営工学 |
日時: |
平成28年5月27日(金) 10:00〜17:00
1日集中講座
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受講料: |
42,000円(消費税込) |
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(テキストおよび昼食を含みます) |
会場: |
機械振興会館・研修室
東京都港区芝公園3−5−8
(東京タワー直前 TEL 03-3434-8211)
地下鉄日比谷線神谷町下車徒歩5分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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このボタンをクリックするとすぐにお申込ができます。 セミナーのお申込は買い物カゴには入らず直接お申込入力となります。
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●受講のおすすめ
機械は様々なパーツから構成されています。
その中で,どの機械にも共通して使われるボルトナット,キー,軸,歯車などの汎用部品を「機械要素」といいます。
「うまい設計をするためには,うまいものをうまく使うこと」といわれます。機械要素部品といううまいものがそろっているのですから,これをいかに使うか,使い方次第で設計はうまくもまずくもなります。
従来,「機械要素設計」の参考書は構造・原理・強度計算・寸法規格を解説していましたが,これらはすでに学校で習得済みのことです。
本セミナーでは講師の設計経験からよく使われる要素部品の使用上・取付け上の注意点やコツをまとめました。
たとえば,ボルトについては,「ボルトに剪断をかけるな」「ボルトの共締めは避けよ」などをあげて具体的に説明しています。
一日の講習で,機械要素についての実務知識を習得することにより,効率よく実用機械の設計力を向上することができます。
機械設計を志す若手設計者の参加をおすすめします。
講師派遣セミナーもOKです。
●セミナープログラム
- はじめに
- I.機械を構成する部品
- II.機械要素の定義と種類
- 1.ボルト・ナット
- ボルトの種類
- ボルト・ナットの強度区分
- ボルトに剪断をかけるな
- ボルトの共締めを避けよ
- 細目ねじをどう使うか
- 左ねじの使い方
- 六角穴付きボルトの使い方
- ねじの緩み止め
- 座金の使い方
- メモ
- 2.溶接接合
- 材料取りの工夫
- 鋼材規格の標準寸法
- よく使用される鋼材の材質
- 隅肉溶接にもっていく
- 部材の位置決め
- 二番を重ねない
- 溶接部品の機械加工
- リブで剛性向上をはかる
- 曲げ加工を併用する
- 鋼材の刃を見せるな
- 溶接部品図作成上の留意事項
- 3.軸受
- 軸受の種類
- 転がり軸受の呼び番号
- 深溝玉軸受の保護形式
- 玉軸受の寿命計算
- 内輪外輪の固定法
- 自由側と固定側
- ベアリング抑えの設計
- 針状コロ軸受
- スラスト玉軸受
- 円すいコロ軸受
- すべり軸受(無給油ブッシュ)
- 軸受の与圧
- 4.軸
- 軸の設計規格
- 軸の二面取り
- 軸の切り欠き
- 軸の面取り
- センター穴の処理
- 5.歯車
- 歯車の種類
- インボリュート曲線
- 歯車の転位
- 転位歯車の使い方
- 6.チェーン、ベルト
- ローラーチェーン
- チェーンテンショナー
- シェアピン
- トルクリミッター
- Vベルト
- タイミングベルト
- 7.Oリング
- Oリングの形状と特徴
- Oリングのシール原理
- Oリング材質の選定
- Oリングみぞの設計
- バックアップリング
- PTFE製Oリング
- 8.オイルシール
- オイルシールの形状と種類
- オイルシールのシール原理
- オイルシールの選定
- 取付け部の設計
- 9.メカニカルシール
- メカニカルシールの形状と種類
- メカニカルシールのシール原理
- メカニカルシールの選定
- 10.電動機
- 電動機の回転原理
- 誘導電動機の回転数
- 電動機の取付け方式
- 電動機の保護形式
- 電動機の枠番
- 電動機の変速方式
- 電動機の減速
- 電動機の回転方向
- 電動機の起動方式
- 11.シーケンス制御
- 機械制御の種類
- 電磁継電器
- 自己保持回路
- 機械の起動回路
- 電動機の正逆回転の制御回路
- 電動機のスターデルタ起動回路
- プログラマブルコントローラー(PLC)
- 12.機械の防錆処理
- 金属の素地調整
- 塗料の種類
- 色の表示(マンセル記号)
- 付録 機械設計の事例
- ターンテーブルの概要
- ターンテーブルの組立図
- 溶接部品図(ギアボックス)
- ◎ 質疑応答
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