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IoTによる工場管理の高度化を成功させるPOPシステムの到達点を事例を挙げて解説!!
講師: |
山口俊之 氏
(株)戦略情報センターPOP研究所 所長 |
受講料: |
42,000円(消費税込) |
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(テキストおよび昼食を含みます。) |
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東京会場 |
大阪会場 |
日時 |
平成30年1月24日(水) 10:00〜17:00
1日集中講座
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平成30年1月26日(金) 10:00〜17:00
1日集中講座
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会場 |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
地下鉄有楽町線 麹町駅徒歩5分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
たかつガーデン(大阪府教育会館)
大阪市天王寺区東高津町7番11号
TEL 06-6768-3911
(受講券に地図を添付いたします。)
会場地図 |
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※録音・録画はご遠慮下さい。
●受講のおすすめ
ドイツの国家戦略であるインダストリー4.0(第4次産業革命)においては「考える工場」の概念が提起されている。これは将来に実現されるマスカスタマイゼーション(個別最適化生産)を行う究極の工場のことである。そして今後は世界の工場はこの「考える工場」に向かって変貌していくに違いない。
ところで,インダストリー4.0においてキーとなる技術がIoT(Internet of Things:モノのインターネット)であるが,これが発表される33年前にPOP(Point Of Production:生産時点情報管理)は日本で生まれ,このPOPによって,ここ30年間の日本の工場現場の情報化と工場管理の高度化が進められてきた。
POPというのは,工場の生産時点に発生する生産情報を情報の発生源(センサー等)から直接的(ペーパーレス,インプットレス)に採取し,リアルタイムに情報処理して情報活用するものである。具体的には,生産実績の自動採取による生産日報の自動提供,製造ラインのリアルタイム状況の情報提供による現場リーダーの即断即決の支援,見えないとされてきた生産現場のムリ・ムラ・ムダを自動採取されたデータによって見える化することでの改善支援,あるいはQ(品質),C(原価),D(納期)の各管理における実態データの提供によるコントロール管理の高度化などに応用されて大きな成果を成し遂げてきた。
一方で,IoTとはセンサーから直接的に自動的にデータを採取し,インターネットを介して収集してビッグデータにして解析し,課題解決する手法のことであり,この定義のうえにおいてはIoTとPOPとは大差がないが,POPは生産工場の活動に限定した概念であるのに対して,IoTはあらゆる業界活動または社会活動など適用限界のない概念である。
ここではIoTより先行するPOPの30年間の変遷を見るとともに,現時点でのPOPが成し得た工場管理の高度化の到達点を紹介する。そして,今後のIoTの知見を加えることにより工場管理の更なる高度化が期待できることを展望し「考える工場」への変貌を示唆することにする。
工場の経営者・管理者または製造業の情報管理者にお勧めのセミナーである。
是非,ご受講下さい。
●セミナープログラム
- 1.製造業の展望
- (1)インダストリー4.0
- (2)嗜好性需要とマス・カスタマイゼーション
- (3)「考える工場」
- 2.「考える工場」への課題
- (1)工程設計と工程進路コントロール
- (2)生産計画の高度化
- (3)生産管理の革新(在庫管理,生産進捗管理)
- (4)品質管理の革新
- (5)原価管理の革新
- (6)現場改善業務の革新
- (7)保全業務の革新
- 3.工場の技術の変遷
- (1)自動化技術の変遷
- (2)ITC技術の変遷
- 4.IoT
- (1)IoTの概要
- (2)センサーの知識
- (3)IoTの情報の流れ
- (4)ビッグデータ
- 5.POP
- (1)POPの定義
- (2)POPの階層構造
- (3)POPの現場設置イメージ
- 6.POPの30年
- (1)生産実績の自動採取
- (2)機械稼働率の改善
- (3)現場リーダーへの情報支援
- (4)CIMのインフラストラクチャ
- (5)作業工数の改善
- (6)Q, C, Dのコントロール
- (7)ムリ・ムラ・ムダの改善
- 7.POPによる高度管理の到達点
- (1)個別実績原価管理とコストダウン
- (2)作業工数管理と工数削減
- (3)製造履歴管理と品質管理の高度化
- (4)状態保全(CBM)と保全業務革新
- 8.IoTによる工場管理高度化の展望
- (1)「考える工場」へのアプローチ
- (2)ITとOTの融合と情報インフラ整備
- (3)ビッグデータの分析・解析
- (4)新しいソリューション技術の開発
- ◎ 質疑応答
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