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DX時代における設計情報の可視化モデル
〜設計情報をフル活用して業務改善に活かす方法〜


   
講師: 佐々木 伸
日本ビジネスブレーン株式会社 代表取締役
日時: 2022年1月26日(水)13:00〜17:00
特別集中講座
受講料: 25,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
会場: オンライン講座(オンライン講座について
職場・自宅 全国どこからでも参加できます。
「ZOOM」を使用します。
※アプリをインストールせずブラウザから参加できます。

※録音・録画はご遠慮下さい。


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●受講のおすすめ

近年DXに代表される業務のデジタル化が叫ばれています。
DX推進は、

  1. 価値ある情報の可視化・共有化
  2. 業務プロセスでの情報の活用
  3. データー活用による成果実施
というステップを通して、自社の目指すべき姿の実現を図っていくことになります。
しかし、設計領域における「価値ある情報」が設計者個人に蓄積され、会社として顕在化・共有化が出来ていない企業が多いのではないでしょうか?
これではスタート点にも立つことができません。

設計領域では、昔からCADを中心にデジタル化が進んでいますが、その多くが図面データー中心です。図面データーは設計のアウトプットとして重要で、それをもとに製造や購買と共有し、生産性の向上に役立っています。しかしこの図面にたどり着いた設計履歴情報はどうでしょう。市場や顧客の要望を明確にし、それを実現する価値ある方式を幅広く検討し、それを具体化する設計計算式とそれに基づいた最適選定結果までの検討履歴を誰にでもわかるように可視化し、蓄積し、流用できるようにしておく必要があります。

しかし多くの設計管理者は、「とにかく忙しいので図面を作れれば良い」と目の前の仕事をこなすことばかり言及されます。これを続けているとますます厳しい設計環境になっていくばかりではないでしょうか。原点に立って、一つ一つの設計の検討段階の履歴情報をあとから理解でき、応用できるようにして初めて、価値ある情報となっていきます。そしてそれを共有することで組織の価値ある情報として生きてくるはずです。またこの様な情報ができれば、幅広い業務や改善活動にそのまま活用出来ます。

そこで本講座では、設計の検討プロセスにそって、検討履歴情報を可視化する方法と、これをもとに、各種業務や改善活動につなぐ方法をご紹介します。原点に立った設計・設計管理のあり方、その活用の仕方を理解し、まずはその段階で成果を出す。そしてその上で新たな業務のあり方を議論していく。それによって自社にとっての理想的な姿が見えてくるのではないでしょうか。コマツのコムトレックスも、当初は自社の販売した建機がどこで使われているかを顕在化することから始まったそうです。その延長線上で盗難防止、稼働率管理、補給部品の持ち方、自動整地作業までのしくみを構築されています。このようにまずは価値ある情報の顕在化から始めることが重要です。


●セミナープログラム

はじめに
1.設計の抱える問題と対策
1)設計改革の必要性
2)設計強化の5つの視点
3)設計作業の問題と原因
4)設計プロジェクト管理の問題と原因
5)設計における期待まとめ
2.設計情報の可視化モデル 
1)設計のパターン分類と検討領域
2)商品企画から詳細設計までのプロセスと検討領域
3)設計プロセスの姿と必要な情報
4)設計情報の可視化モデル
3.設計情報可視化の基本的考え方
1)機能の表現の仕方
2)機能・条件の明確化による設計前提の表し方
3)設計前提を基にした製品仕様設定の表し方
4.設計情報可視化の仕方   
1)ユニット基本仕様の可視化(基本設計)
2)ユニット基本仕様の可視化における配慮点
3)部品詳細仕様の可視化(詳細設計)
4)部品詳細仕様の可視化における配慮点
5)詳細仕様検討の段階での相互整合性の検討
5.設計情報を活用した業務の姿、改善・改革活動
1)商品企画への活用
2)営業対応への活用
3)要素技術開発への活用
4)技術管理への活用
5)改善活動への活用(製品コスト低減)
6)DRへの活用 
7)BOMへの活用
8)ナレッジマネジメントへの活用
9)設計管理への活用
10)設計プロセス改革への活用(コンカレントエンジニアリング)
11)設計プロセス改革への活用(フロントローディング)
12)設計プロセス改革への活用(協業設計、技術コミュニケーション) 
13)人材育成への活用 
6.今後へ向けて
7.おわりに

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