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DX時代における設計情報の可視化モデル |
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※録音・録画はご遠慮下さい。
●受講のおすすめ
近年DXに代表される業務のデジタル化が叫ばれています。
しかし、設計領域における「価値ある情報」が設計者個人に蓄積され、会社として顕在化・共有化が出来ていない企業が多いのではないでしょうか? これではスタート点にも立つことができません。 設計領域では、昔からCADを中心にデジタル化が進んでいますが、その多くが図面データー中心です。図面データーは設計のアウトプットとして重要で、それをもとに製造や購買と共有し、生産性の向上に役立っています。しかしこの図面にたどり着いた設計履歴情報はどうでしょう。市場や顧客の要望を明確にし、それを実現する価値ある方式を幅広く検討し、それを具体化する設計計算式とそれに基づいた最適選定結果までの検討履歴を誰にでもわかるように可視化し、蓄積し、流用できるようにしておく必要があります。 しかし多くの設計管理者は、「とにかく忙しいので図面を作れれば良い」と目の前の仕事をこなすことばかり言及されます。これを続けているとますます厳しい設計環境になっていくばかりではないでしょうか。原点に立って、一つ一つの設計の検討段階の履歴情報をあとから理解でき、応用できるようにして初めて、価値ある情報となっていきます。そしてそれを共有することで組織の価値ある情報として生きてくるはずです。またこの様な情報ができれば、幅広い業務や改善活動にそのまま活用出来ます。 そこで本講座では、設計の検討プロセスにそって、検討履歴情報を可視化する方法と、これをもとに、各種業務や改善活動につなぐ方法をご紹介します。原点に立った設計・設計管理のあり方、その活用の仕方を理解し、まずはその段階で成果を出す。そしてその上で新たな業務のあり方を議論していく。それによって自社にとっての理想的な姿が見えてくるのではないでしょうか。コマツのコムトレックスも、当初は自社の販売した建機がどこで使われているかを顕在化することから始まったそうです。その延長線上で盗難防止、稼働率管理、補給部品の持ち方、自動整地作業までのしくみを構築されています。このようにまずは価値ある情報の顕在化から始めることが重要です。 ●セミナープログラム |