品質不良やトラブルの多くは,3H(初めて,変更,久しぶり)に発生します。 ここに着目し,簡単で実践しやすい未然防止手法,3Hを身につけましょう!
講師: |
紙野 研二 氏
NPO法人 SDC検証審査協会,
アイソコンサルティング 技術部長 シニアコンサルタント
インターテック・サーティフィケーション審査員
ISO主任審査員(ISO9001(品質),ISO14001(環境))
ISO45001(労働安全衛生)審査員補 |
日時: |
2025年7月2日(水)10:00〜16:00
1日集中講座
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受講料: |
43,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。 |
会場: |
オンライン講座(オンライン講座について)
職場・自宅 全国どこからでも参加できます。
「ZOOM」を使用します。
※アプリをインストールせずブラウザから参加できます。 |
※録音・録画・撮影はご遠慮下さい。
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このボタンをクリックするとすぐにお申込ができます。 セミナーのお申込は買い物カゴには入らず直接お申込入力となります。
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●受講のおすすめ
製造業でもサービス業でも,大企業でも中小企業でも,品質不良ゼロ,トラブルゼロの実現は往年の達成困難な課題です。そこで簡単で親しみやすい未然防止手法3H(初めて,変更,久しぶり)で品質不良ゼロ,トラブルゼロを実現させましょう。品質不良やトラブルの多くは3H(初めて,変更,久しぶり)に発生して,定常時は少なくなっています。よって3H活動はそこに着目して,事前に「気づき」を起こさせることにより未然防止を図ります。
本手法はFMEA(故障モード影響解析)などの手法に比べて簡単で,特別な投資も必要ありません。またISOなどの品質マネジメントシステム等に加えることで,より効果が増します。
本セミナーに参加されれば,3Hの推進に必要なマニュアル類,帳票類の雛形はすべて提供いたします。それにより,早ければ翌日からでも3Hの実践が可能です。
品質以外でも労働災害防止等にも活用できます。ぜひ受講ください。
セミナーのポイント
- 3Hとは何か,3Hの歴史や未然防止の基本ステップ,3Hの効果など,3Hの原則と経験則のポイント
- 未然防止重視の経営理念,総合的品質管理TQMの普及,3Hマニュアルの体系化や3Hの実践教育など,3H導入手順のポイント
- 3H全社マニュアル,3H職場マニュアル,3H進捗確認など,3Hマニュアルの作成のポイント
- 5S,工程能力指数Cpk,QC7つ道具,新QC7つ道具,FMEA,FTAなど,3Hを支える基礎技術のポイント
- 精密部品製造業,搬送機器製造業,医療法人,金属熱処理業,アルミ鋳造業など,3H活用事例の紹介
- ISO9001-2015年版と3Hのポイント
●セミナープログラム
- 1.3Hの原則と経験則
- (1)3H活用の歴史
- 1)3H(初めて,変更,久しぶり)とは何か
- 2)3Hを必要とする社会的背景
- 3)3Hシステムの誕生
- (2)未然防止の基本ステップ
- 1)未然防止策の基本ステップ
- 2)リスク抽出と事前評価
- 3)リスクマネジメント
- (3)3Hの効果
- 1)製品品質のダントツ向上
- 2)3Hは重点思考
- 3)3Hは簡単で親しみやすい未然防止技術
- 2.3H導入手順
- (1)未然防止重視の経営理念
- 1)未然防止の重要性認識
- 2)再発防止では問題解決しない
- 3)未然防止の経営が最も合理的
- (2)総合的品質管理TQMの普及
- 1)総合的品質管理TQMの基礎
- 2)プロセスアプローチはできているか
- 3)マネジメントシステムのPDCA
- (3)3Hの実践教育
- 1)3Hマニュアルの体系化
- 2)3Hの実践教育
- 3)3H成功のポイント
- 3.3Hマニュアルの作成
- (1)3H全社マニュアル
- 1)3H導入手順
- 2)3H実施要領
- 3)3H全社マニュアルの基本的枠組み
- (2)3H職場マニュアル
- 1)3H職場マニュアルのイメージ
- 2)3H職場の展開例
- 3)3H職場の運用手順
- (3)3H進捗確認
- 1)3H完了確認
- 2)設計3Hについて
- 3)設計3H帳票類記入(演習)
- 4.3Hを支える基礎技術
- (1)ものづくりの基礎体力をはかる
- 1)5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の徹底
- 2)工程能力指数Cpkの確保
- 3)QC7つ道具,新QC7つ道具の活用
- 4)EXELのピボットテーブルを使った少量多品種生産の品質管理について
- (2)3Hを高度化する技術
- 1)FMEA(故障モード影響解析)
- 2)FTA(故障の木解析)
- 3)実験計画法
- 5.3H活用事例の紹介
- (1)製造業(精密部品製造業:デジタル機器生産の品質不適合が減少した)
- (2)製造業(搬送機器製造業:機械設計での設計原因の不適合が減少した)
- (3)医療法人(デイサービス:トラブルが減少した)
- (4)製造業(金属熱処理業:ヒューマンエラー防止意識が高揚した)
- (5)製造業(アルミ鋳造業:ルール化により未然防止体制が確立した)
- (6)建設業(総合建設業:未然防止により災害ゼロを維持した)
- 6.ISO9001-2015年版と3H
- (1)2015年版の旧版からの変更点
- (2)2015年版と3H
- (3)ISOに3Hを組み込む
- ◎ 質疑応答
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