様々な素材を目的とする用途に応じて使いこなすことが,特徴あるノウハウや製品を生み出すポイントです。導電性炭素材料に関する技術的内容を,わかりやすく詳細に解説!
講師: |
前野 聖二 氏
機能性カーボンフィラー研究会 副会長
技術士(化学部門) |
日時: |
2024年10月25日(金)13:00〜16:00
特別集中講座
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受講料: |
25,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。 |
会場: |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 ラビ一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画・撮影はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめ
セミナーの主旨(学習のねらい)
導電性炭素材料とは,樹脂や塗料など絶縁性の材料に導電性を付与する素材です。導電性炭素材料には,古くから使われる導電性カーボンブラックから,近年注目されている最先端のカーボンナノチューブやグラフェンなど,様々な素材が存在します。これらの素材を目的とする用途に応じて使いこなすことが,特徴あるノウハウや製品を生み出すポイントとなります。
本講では,まず,導電性炭素材料の種類や特徴といった基礎を学びます。さらに,これらの素材の特徴を最大限引き出すための高導電化技術や,最適分散手法などの応用について学習します。導電性炭素材料に関する技術的内容を分かりやすく,かつ詳細に解説します。
- キーワード
- 導電性カーボンブラック,ケッチェンブラック,アセチレンブラック,導電性炭素材料,ナノカーボン,グラフェン,カーボンナノチューブ,CNT
- 習得できる知識
- 各種導電性炭素材料の特徴と種類,メリット・デメリット
- 導電性炭素複合材料の高導電化・高分散化技術
- 昨今の技術・市場トレンド
- 講師のPRポイント
一貫して導電性炭素材料やそれらの塗料・樹脂複合材料の技術開発に従事。導電性カーボンブラック製造メーカーに勤務した経験もあります。
ナノカーボンをはじめとする炭素材料全般の知識と人脈があり,具体的な課題・展望についての紹介が可能です。
●セミナープログラム
- 緒言 情報交流(人脈力)の重要性
- 第1部 導電性炭素材料入門
- 1.各種導電性炭素材料の種類,製法,構造
- <種類>
- 導電性炭素材料とは?
- 導電性カーボンブラック
- グラファイト
- 炭素繊維
- カーボンナノチューブ
- VGCF(気相成長法炭素繊維)
- グラフェン
- <製法>
- 導電性カーボンブラック:オイルファーネス法,アセチレンガス分解法
- カーボンナノチューブ:気相成長法,カーボンアーク法
- グラフェン:ハマーズ法,黒鉛剥離法
- <構造>
- 導電性カーボンブラック:グラフェン,一次粒子,アグリゲート,アグロメレート,表面官能基,結晶性,DBP吸収量,凝集体径
- カーボンナノチューブ:単層・多層ナノチューブ
- グラフェン:単層・多層グラフェン,酸化グラフェン
- 各種導電性炭素材料の構造
- 導電性フィラーの位置づけ(導電性マップ)
- 2.ターゲット市場とその成長性
- 樹脂複合材市場,パワーソース分野用途例・自動車用バッテリー分野
- リチウムイオン電池・燃料電池・キャパシタ
- 第2部 導電性炭素材料の性能を最大限引き出すために
- 3.高導電化技術
- 導電性測定方法
- 分散状態(凝集塊量)と導電性
- 樹脂の影響(単一樹脂系,二成分樹脂系)
- 充填材の影響
- 成形条件の影響
- 導電性精密コントロール技術(高抵抗値安定化技術)
- 高導電化技術
- 帯電圧半減期低減技術
- 4.導電性炭素材料の高性能化(炭素材料改質技術)
- ◎ 質疑応答
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