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トップダウンで全体最適化を図る性能発注方式で,ソフトウェア開発委託を成功させる!

ソフトウェア開発委託を成功させる鍵は,
グローバルスタンダードな性能発注方式の取組み方
〜ディープラーニングによる開発を含めた委託上の要諦〜


   

我が国で,企業の基幹系システム刷新に向けたソフトウェア開発委託の失敗や頓挫が続くのはなぜなのか。その理由と解決策を解説します!

講師: 澤田雅之
澤田雅之技術士事務所 所長
技術士・電気電子部門
日時: 2023年10月13日(金)13:00〜17:00
特別集中講座
受講料: 21,500円(消費税込)※テキスト代を含みます。
会場: オンライン講座(オンライン講座について
職場・自宅 全国どこからでも参加できます。
「ZOOM」を使用します。
※アプリをインストールせずブラウザから参加できます。

※録音・録画・撮影はご遠慮下さい。


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セミナーのお申込は買い物カゴには入らず直接お申込入力となります。


●セミナーの概要

企業の基幹系システム刷新などのソフトウェア開発委託に向けて,グローバルスタンダードな性能発注方式の取組み方(つまり,「このようなものを作ってくれ」といった,トップダウンで全体最適化を図る取組み方であり,ソフトウェア開発には最適です。)が,我が国ではほとんどできません。他国に類を見ない我が国独自のガラパゴスである仕様発注方式の取組み方(つまり,「このとおりに作ってくれ」といった,ボトムアップで部分最適化を図る取組み方であり,ソフトウェア開発には全く適しません。)が,官民のあらゆる分野で我が国の常識と化しているからです。

このことが災いして,我が国では,企業の基幹系システム刷新に向けたソフトウェア開発委託の失敗や頓挫が頻発し,その責任を巡って裁判沙汰となった事例も続出しています。ソフトウェア開発委託でこのようなトラブルを引き起こしていたのでは,企業体質を変革・強化するDXの推進・実現など,叶うはずもありません。性能発注方式の取組み方でソフトウェアを開発委託してDXを推進する欧米諸国では,到底考えられない異常事態です。企業体質の優劣は,ひいては国力の優劣に繋がります。それゆえ,一刻も早く仕様発注方式の取組み方から脱却して,性能発注方式の取組み方を我が国のソフトウェア開発委託における常識とする必要があります。

加えて,検知・識別・分類・判断等の高度な能力を備えたシステムを実現するには,設計とプログラミングによるソフトウェア開発では困難であり,ディープラーニングによるソフトウェア開発が最適かつ不可欠です。しかし,ディープラーニングで達成すべき性能目標やその達成方法について,我が国独自の仕様発注方式の取組み方では,具体的に検討することもできません。このことが,米国や中国と比べて,我が国ではディープラーニングの活用が低調である主因と言えます。それゆえ,我が国でディープラーニングの活用を促進するには,ディープラーニングで達成すべき性能目標やその達成方法について具体的に検討し設定することができる,グローバルスタンダードな性能発注方式の取組み方を理解し,活かしていくことが肝要です。

<受講対象者>
  • 企業のDXに携わっている方や関心のある方
  • ソフトウェア開発の様々な手法について知りたい方
  • ソフトウェア開発委託における請負契約と準委任契約の違いについて知りたい方
  • 米国のエンタープライズアーキテクトによる性能発注方式の取組み方について知りたい方
  • 我が国で企業のソフトウェア開発委託の失敗が頻発する原因について知りたい方
  • ソフトウェア開発委託を失敗させない性能発注方式の取組み方について知りたい方
  • 設計とプログラミングによる開発とディープラーニングによる開発の本質的な違いについて知りたい方
  • ディープラーニングによる開発を委託する場合の取組み方やキーポイントについて知りたい方
  受講にあたっての特段の予備知識は必要ありません。

●セミナープログラム

1.性能発注方式の取組み方と仕様発注方式の取組み方
  1. グローバルスタンダードな性能発注方式の取組み方とソフトウェア開発上のメリット
  2. 我が国独自のガラパゴス的な仕様発注方式の取組み方とソフトウェア開発上のデメリット
  3. 我が国では戦後,性能発注方式が廃れて仕様発注方式一辺倒となった歴史的経緯
2.ソフトウェア開発委託に欠かせない基礎知識
  1. ウォーターフォール型開発とアジャイル型開発
  2. フルスクラッチ開発とパッケージを用いた開発
  3. ノーコード開発とローコード開発
  4. 請負契約と準委任契約
  5. ベンダーのプロジェクトマネジメント義務とユーザーの協力義務
3.企業の基幹系システム刷新に向けたソフトウェア開発委託の失敗が続出
  1. 仕様発注方式の取組み方が招いた,企業の基幹系システム刷新の失敗と裁判沙汰
  2. 旭川医科大学−NTT東日本裁判からの教訓
    1. NTT東日本に委託した旭川医科大学のソフトウェア開発が失敗 〜 損害賠償訴訟を提起した旭川医科大学は全面敗訴
    2. 旭川医科大学のソフトウェア開発が失敗した要因の分析
  3. 野村証券−日本IBM裁判からの教訓
    1. 日本IBMに委託した野村証券のソフトウェア開発が失敗 〜 損害賠償訴訟を提起した野村証券は全面敗訴
    2. 野村証券のソフトウェア開発が失敗した要因の分析
  4. 米国のエンタープライズアーキテクトは,性能発注方式の取組み方
4.零戦開発プロセスに学ぶ性能発注方式の取組み方の真髄
  1. 20世紀の世界地図を塗り替えた零戦は,見事な性能発注方式の賜物
  2. 零戦が成功した秘訣は,「ニーズとシーズのベストマッチング」と「トップダウンによる全体最適化」
  3. ソフトウェア開発委託に失敗しないために,零戦開発プロセスから学ぶべき教訓
5.基幹系システム刷新に向けたソフトウェア開発委託を成功させる性能発注方式の取組み方
  1. 経営トップまでの意志統一を図るための開発計画書を作成するポイント
  2. 受発注者間の責任の所在を明確にできる要求水準書を作成するポイント
6.ディープラーニングによるソフトウェア開発委託を成功させる性能発注方式の取組み方
  1. ディープラーニングで実現する「ターゲット発見システム」
  2. 成功させる鍵は,「ニーズとシーズのベストマッチング」と「トップダウンによる全体最適化」
  3. 「ターゲット発見システム」の開発計画書の記載例
  4. 「ターゲット発見システム」の要求水準書の記載例
◎ 質疑応答

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