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パラメータ設計の考え方を中心に,タグチメソッドを基礎から学ぶ!

〜品質安定性事前確保の決定打タグチメソッドを始めよう〜
パラメータ設計の考え方と進め方のポイントを学ぶ
1日入門セミナー


   

タグチメソッドって何? 使ってみたいけど難しそう,使ってみたけど上手くいかなかった,そんな方々が「タグチメソッドを使おう!」という気持ちになるように,タグチメソッドの原点となった事例を交えながら,考え方と進め方のポイントをわかりやすく説明します。

講師: 池田 光司
(有)アイテムツーワン 代表取締役
技術士(経営工学部門)
日時: 2024年10月30日(水)10:00〜17:00
特別集中講座
受講料: 43,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
会場: オンライン講座(オンライン講座について
職場・自宅 全国どこからでも参加できます。
「ZOOM」を使用します。
※アプリをインストールせずブラウザから参加できます。

※録音・録画・撮影はご遠慮下さい。


受講申込 このボタンをクリックするとすぐにお申込ができます。
セミナーのお申込は買い物カゴには入らず直接お申込入力となります。

●受講のおすすめ

品質工学は,田口玄一氏(故人)が生涯をかけて体系化した,経済的に(ムダなコストをかけずに)品質の安定性を確保(品質ばらつきを低減)するための一連の方法であり,田口氏にちなんで“タグチメソッド”と呼ばれて親しまれています。

このタグチメソッドの中核をなすのが,パラメータ設計です。新製品開発において,性能向上やコストダウンは大切ですが,それだけでは開発は成功しません。生産や市場での使用に先立って品質安定性を確保しておかないと,品質トラブルが多発して多大な損失が発生し,場合によっては開発や生産・販売の中止に追い込まれます。しかし,品質ばらつきについては,従来,ばらつきによる問題が発生してから改善するというやり方がほとんどでした。そこに一石を投じたのが田口氏で,少ないサンプルやデータでばらつきを小さくできる条件を見出す実験方法を見出し確立しました。それが,パラメータ設計です。その考え方と方法が革新的であることから,“パラダイムシフト(考えたの枠組みの転換)”と言われることもあります。

一方,パラメータ設計の実践は,独学では難しく,演習を交えながら手順を丁寧に学ぼうとすると数日以上かかるのが普通です。また,手順を習ったとしても,実践してみると疑問が湧いたり,使い方を間違ったりすることもあります。パラメータ設計で確実に成果を出すためには,実践を通したスキルが必要で,手法ではなく,技法と呼ばれることもあります。それ故,なかなか普及しないという側面も持っています。

実践を通してスキルを磨いていくためには,はじめにやり方(HOW)ではなく,やり方に込められた考え方(WHAT)をしっかり学ぶ必要があります。このセミナーでは,パラメータ設計の考え方を中心に進め方のポイントを,多大な効果を上げた原点的な事例を丁寧に見返して解説しながら分かりやすく学んでいきます。タグチメソッドへの扉を開きましょう!

【講座のねらい】

  • パラメータ設計に込められた考え方を学ぶ
  • パラメータ設計の一連の手順を理解する
以上を通して,パラメータ設計に本格的に取り組むきっかけを得る。

【講座のポイント】
パラメータ設計の原点的な事例の解説を通して,パラメータ設計の実験の仕方に込められた考え方を学ぶ。

●受講対象者
新製品開発に関わってる技術者・設計者で,タグチメソッドに興味のある方,タグチメソッドに取り組もうとされている方,タグチメソッドへの理解を深めたい方。
ただし,ソフト開発者の方には,ヒントになることはあるかもしれませんが,直接的には関わらない内容が多くなります。


●セミナープログラム

I.品質工学概論(全体像)
1.品質工学のねらい
1)開発の課題〜品質の安定性確保〜
2)品質工学における品質の定義
3)品質工学の生い立ちとねらい
2.品質工学の内容と期待効果
1)品質工学の内容と期待効果
2)品質工学のパラダイム
II.パラメータ設計の考え方と進め方
1.なぜパラメータ設計が品質の安定性確保に有効か
1)パラメータ設計とは
2)2段階設計法とは
3)2段階設計法の威力
2.パラメータ設計に必要な各因子の条件(水準)設定
1)機能の定義(信号因子と特性値の設定)
2)誤差因子の設定
3)制御因子の設定
3.実験のやり方(各因子の割付け)
1)割付けの全体イメージ
2)信号因子と誤差因子の割付け(外側)
3)直交表の活用による制御因子の割付け(内側)
4.実験結果の解析
1)安定性の物差しSN比の求め方
2)直交表実験結果解析の流れ
3)各制御因子の主効果算出
4)工程平均の推定
5)確認実験
5.目標への合わせ込み(チューニング)
6.まとめ
◎ 質疑応答

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