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フルカラーで摩耗・破断・腐食の使用時故障事例満載

機器の故障・事故解析マニアル


   
好評発売中!
くるみ製本(A 4・約280頁)
定価:50,700円(消費税込)+送料

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◎編著
 是枝隆三郎
 是枝技術士事務所所長
 元保全技術者連盟副会長
 技術士・経営工学

 足立 広弥
 保全技術者連盟顧問

●必要な頁がすぐ検索できる。CD-ROMに含まれる文書ファイル(PDF・アクロバット形式)は,著作権上直接書き替えはできません。

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本書の構成

生産工場で加工された製品が,工場出荷後,使用現場において故障や事故を起こした場合の欠陥の見分け方を,貴重なデータとフルカラーの写真で解説した貴重なマニアルである。
すべて著者の実際の体験をベースに,事実に基づいたアプローチにより理論に結びつくように解説されている。いろんな事故の,本当の原因をつきとめ,問題を解決するために何が必要かも教えてくれる一冊である。
技術者が,真剣な態度で,機器に向き合うとき,自然の摂理と科学の本質をみにつけることができ,トラブル発生時の判断力を養うことができる力量感あふれるマニアルだ。


ページ見本

目  次

序文
まえがき─「流れ」と「ゆらぎ」─
推薦文

第1章 興味ある実験─泥くさい素人の実験─
1.1 摩耗粉の活性と油の黒化(砥石による実験)
1.2 局部電池を目で見る
第2章 機器に使用される油の色

第3章 ものの診方,考え方(油はなぜ黒くなる)

第4章 摩耗・破断・腐食の姿
4.1 金属の破断面
   4.1.1 シャフトの金属疲労による破断面
   4.1.2 油圧継手の振動による疲労破壊の破断面
   4.1.3 オーバーロードにより破損したピニオンギヤ
   4.1.4 破損したピニオンギヤの破断面形状
   4.1.5 破損脱落し減速機内で噛み込まれた歯(1)
   4.1.6 破損脱落し減速機内で噛み込まれた歯(2)
   4.1.7 破損脱落したギヤの歯の破断面
   4.1.8 破損した歯の破断面に現われた気泡状の凹み
   4.1.9 破損した歯の破断面の類似性
   4.1.10 双子のような破損脱落したピニオンギヤの歯
   4.1.11 ウォームギヤの破断面
   4.1.12 歯車の負荷圧力による亀裂と破断面
   4.1.13 ギヤポンプの破損(1)
   4.1.14 ギヤポンプの破損(2)
   4.1.15 ギヤポンプの破損(3)
   4.1.16 ギヤポンプの破損(4)
   4.1.17 超音波による破断面
   4.1.18 ボルトの疲労破壊
   4.1.19 強い剪断力を受けて変形したソケットスクリュー
4.2 金属の摩擦面
   4.2.1 フレッチングにより変質したハメアイ部の接触面(顕微鏡写真)
   4.2.2 フレッチングによる損傷面(顕微鏡写真)
   4.2.3 フレッチングによる引掻き傷の転写現像
   4.2.4 横型ブローチ盤レールの破損
   4.2.5 超音波によるキャビテーション・エロージョン
   4.2.6 軸受保持器の破損
   4.2.7 軸受内輪転送面のテンパーカラー
   4.2.8 IPポンプのアキシャルプレートに発生したエロージョン(顕微鏡写真)
4.3 金属の腐食面
   4.3.1 電食(1)異種金属の接触による腐食
   4.3.2 電食(2)異種金属の接触による腐食
   4.3.3 電食(3)異種金属の接触による腐食
   4.3.4 油圧配管に生じた典型的な孔食
   4.3.5 孔食のある油圧配管の表面
   4.3.6 孔食の断層写真(0.25oごと)
   4.3.7 孔食の断面形状例
   4.3.8 フレッチングによるグリースの変質と腐食(1)
   4.3.9 フレッチングによるグリースの変質と腐食(2)
   4.3.10 未使用の軸受の腐食(こんなこともある)
4.4 特異な内部組織
   4.4.1 シャフト材の組織欠陥(常識では考えられないことが起こっている)    
   4.4.2 金太郎飴を思わせるボルト
   4.4.3 六角穴付きボルトの熱処理欠陥
   4.4.4 転造ねじと切削ねじ
   4.4.5 吊り車樹脂タイヤ破損状態
第5章 製品使用現場における出来事
5.1 故障解析に先入観や惰性的な思い込みは禁物─NC自動旋盤主軸の軸受破損─
5.2 惰性の流れに乗ってあたりまえのことが行われていない─ポットモータ・ベアリングの寿命延長について─
5.3 診る目を養おう・直感的な判断の失敗─ベーンポンプの機能低下─
5.4 作動油による機器の健康診断─作動油の汚染の変化状況から油圧系の欠陥発見─
5.5 同型の機械に同様の破損が相次ぐ場合,機械の設計が疑わしい─ゼネバアームの破損─
5.6 工作機械には共振は大敵である─横型チェーンブローチの破損─
5.7 異常振動による意外な結末─研削盤ボールスクリューの腐食─
5.8 当然のことながら,日常の保守点検の不備が故障を招く─コンベヤ駆動用減速機の破損─
5.9 曖昧な負荷の予想による設計では故障原因の解析はできない─攪拌装置減速機の破損─
5.10 切削液が「わるさ」をする─SP送りシリンダ配管の腐食─
5.11 機械設備に振動はつきものであるが,共振には要注意─ガイド圧入装置油圧継手の亀裂─
5.12 機械保全に関する単純ミス─工作機械ベアリングの破損─
第6章 欠陥と故障
6.1 NC 旋盤の故障で考える
6.2 ゼネバアームの破損事故から
第7章 作動油の汚染と機器の故障

第8章 参考事項
8.1 金属の内部組織観察のための現場的手法
8.2 写真撮影
8.3 油剤汚染・劣化の測定法
第9章 参考図表

第10章 巻末資料
10.1 ゴミに関する資料
10.1.1 ゴミと微小寸法との関係
10.1.2 空気中のゴミ
10.1.3 クリーンルーム,クリーンベンチ

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