戻るホームへ戻るセミナー
 

組込みソフトウェア規模が肥大化しソフトウェア品質向上の要求も高まっています。

組込みシステムのためのデザインレビューの効果的すすめ方


   

21世紀はデザインレビュー対象にソフトウェアを入れなければ設計品質を担保することはできない!

対象者:組込みソフトウェアエンジニア,組込みシステムエンジニア,組込みシステムのプロジェクト管理者,品質管理者,ハードウェア(電気・機械)エンジニア

講師: 野村和哉
技術士:情報工学部門/経営工学部門/電気電子部門/総合技術監理部門
ITコーディネータ
日時: 2024年9月17日(火)13:00〜16:00
特別集中講座
受講料: 35,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
会場: オンライン講座(オンライン講座について
職場・自宅 全国どこからでも参加できます。
「ZOOM」を使用します。
※アプリをインストールせずブラウザから参加できます。

※録音・録画・撮影はご遠慮下さい。


受講申込 このボタンをクリックするとすぐにお申込ができます。
セミナーのお申込は買い物カゴには入らず直接お申込入力となります。


●受講のおすすめ

デザインレビューは新しい技術ではありません。工業製品を企画開発するときに,設計工程での品質向上が,製品ライフサイクルを通した品質向上および損益改善に有効であることが分かったために広まった手法です。設計審査という用語に訳され,設計フェーズ終了のためのゲートであることを強調されることもあります。また,組込みシステムにおけるハードウェアとソフトウェアのように,製造工程や品質保証の考え方の異なるサブシステムから構成されるシステムにおいても有効な手法となります。

しかし,ソフトウェア開発の歴史を観た時,組込みシステムは比較的最近に登場したもので,デザインレビューを行なった経験が殆どありません。一方,プロダクトデザインおよびハードウェア開発の歴史を観た時には,ソフトウェアは最近登場したコンポーネントに過ぎず簡単に修正できると思われていたためデザインレビューの対象となってこなかったのです。

近年,組込みソフトウェア規模が肥大化しする一方で,ソフトウェア品質向上に対する要求も増しています。とくに,設計に関する不具合は,工程を大きく遅延させるだけでなく,潜在バグの原因ともなり,設計品質を担保することは重要課題と考えられます。しかし,ハードウェアの設計開発を平行しつつ,ソフトウェア仕様を固めることは困難であり,デザインレビューのタイミングで,レビュー対象にソフトウェアを入れない対応が続いているのではないでしょうか。つまり,ソフトウェアの品質の作り込みについては,後手に回っている様に思います。

このセミナーでは,組込みシステム開発に関る方向けに,プロダクトデザインレビュー,ハードウェアデザインレビューを概観した上で,組込みシステムデザインレビューのポイントと手順を解説し,ワークショップで得られた知識の定着を図ります。


●セミナープログラム

1.組込みシステムの特徴
1.1 ハード工程との相互干渉
1.2 組込みソフトウェア開発の特殊事情
1.3 組込みシステムには統合デザインレビュー
2.Design Review(DR)の種類
2.1 デザインレビュー(DR)の種類
2.2 プロダクトデザインレビュー
2.3 ハードデザインレビュー
2.4 ソフトを含む統合デザインレビュー
3.Design Review(DR)の考え方
3.1 デザインレビューの目的
3.2 組込みシステムの特殊性
3.3 工程で造り込むべき品質とは
4.DRに至るプロセス
4.1 DRための準備
  4.1.1 デザインパターン
  4.1.2 コーディング規約
  4.1.3 要求事項のトレーサビリティ
  4.1.4 「過去の欠陥」知識ペースの整備
4.2 ライフサイクルにおけるレビュー目的の設定〜組込みの特性を考慮して〜
4.3 DR体制と管理
5.DR実施
5.1 レビュワの選定
5.2 レビュワにレビュー目的/権限を確認
5.3 レビューの実施
5.4 レビュイのフォローアップ
6.DR後のプロセス
6.1 モニタリング
6.2 仕様変更時の差分レビュー
7.DRのワークショップ
レビュイとレビュワに分かれて,DRを体験 組込みシステムのデザインレビューへの理解を深める
◎ 質疑応答

戻るホームへ戻るセミナー