組込みソフトウェア規模が肥大化しソフトウェア品質向上の要求も高まっています。 組込みシステムのためのデザインレビューの効果的すすめ方 |
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21世紀はデザインレビュー対象にソフトウェアを入れなければ設計品質を担保することはできない!
※録音・録画・撮影はご遠慮下さい。
●受講のおすすめデザインレビューは新しい技術ではありません。工業製品を企画開発するときに,設計工程での品質向上が,製品ライフサイクルを通した品質向上および損益改善に有効であることが分かったために広まった手法です。設計審査という用語に訳され,設計フェーズ終了のためのゲートであることを強調されることもあります。また,組込みシステムにおけるハードウェアとソフトウェアのように,製造工程や品質保証の考え方の異なるサブシステムから構成されるシステムにおいても有効な手法となります。 しかし,ソフトウェア開発の歴史を観た時,組込みシステムは比較的最近に登場したもので,デザインレビューを行なった経験が殆どありません。一方,プロダクトデザインおよびハードウェア開発の歴史を観た時には,ソフトウェアは最近登場したコンポーネントに過ぎず簡単に修正できると思われていたためデザインレビューの対象となってこなかったのです。 近年,組込みソフトウェア規模が肥大化しする一方で,ソフトウェア品質向上に対する要求も増しています。とくに,設計に関する不具合は,工程を大きく遅延させるだけでなく,潜在バグの原因ともなり,設計品質を担保することは重要課題と考えられます。しかし,ハードウェアの設計開発を平行しつつ,ソフトウェア仕様を固めることは困難であり,デザインレビューのタイミングで,レビュー対象にソフトウェアを入れない対応が続いているのではないでしょうか。つまり,ソフトウェアの品質の作り込みについては,後手に回っている様に思います。 このセミナーでは,組込みシステム開発に関る方向けに,プロダクトデザインレビュー,ハードウェアデザインレビューを概観した上で,組込みシステムデザインレビューのポイントと手順を解説し,ワークショップで得られた知識の定着を図ります。 ●セミナープログラム
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